【感想・ネタバレ】ギブ・ミー・ア・チャンスのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

*「あたためますか?」「アイスあっためてどうすんの!」。俺はコンビニバイトの傍らネタを作り続ける。漫才でいつか天下を取るんだ!…相方はまだいないが―芸人を夢見るフリーターを描く表題作ほか、何者かになろうと挑み続ける、不器用で諦めの悪い八人の短篇集。愛すべき彼らが動き出す、著者書き下ろし「あと描き」を特別収録*

いいなあ、安定の荻原節。
どの主人公も、頑張っているのに、ちょっと何かが足りなくて、ちょっとツキがなくて、ちょっと残念。なんだけど、諦めずに、試行錯誤しながら、それぞれのやり方で生きていく様がとても軽やかに描かれています。
ほんと、いいなあ、この明るい足掻きっぷりと開き直りっぷり。なんだか元気が貰えます。

中でも好きなのは、「アテンションプリーズ・三―」。
そう、どんなところにもプロはいる。見かけや職種に関係なく、プロは尊い。軽やかな読後感だけど、背筋が伸びる思いの一作。

そして…巻末の挿絵が最高過ぎる件…!
カッコいい琴路さんのゆるいぽっこり脇腹、ゆるキャラなのに人相の悪いタケぴよ、謎過ぎる鈴谷百合子さんの服装センス…最高過ぎて、噴きまくりでした。

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2022年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり、荻原氏ですね。
期待を裏切らない。

8編からなる短編だが、それぞれのギブ・ミー・ア・チャンスである。
元力士、演歌歌手、漫画家脂肪、元CA、漁協職員、作家志望、タレント、漫才志望
それぞれの境遇で次なるそれぞれに挑戦します。

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2018年12月30日

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