【感想・ネタバレ】真赤な子犬 <新装版>のレビュー

あらすじ

五ツ木守男は自殺しようと準備万端、毒入りステーキを用意した。いざ! その前にトイレ……戻ると、なんと食いしん坊の国務大臣がステーキを頬張っているではないか! 慌てた守男は四階から転落死。現場に駆け付けた四道(しどう)警部は、真赤な犬を見たという女中の証言が気になっていた。そんな犬、存在する? さらに雪山で扼殺死体まで見つかってさあ大変! ハイカラで流麗な本格ミステリ復刊。(解説:千街晶之)

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Posted by ブクログ

何なん?みたいなストーリーです。
ステーキに毒をふりかけて自殺しようとした守男から始まるドダバタミステリー。
こういうのも楽しくていいですね。
ドロドロしたものもなくて、1人調子ハズレな真規もいい味出してました。

ずいぶん前のものですが、面白かった。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まあまあ。解説氏にしては珍しくネタバレの箇所が。第2の殺人の真相は「なんじゃこりゃ」な内容で興醒めした。

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2019年01月13日

Posted by ブクログ

世をはかなんで毒入りステーキを食べて自殺しようとする若社長はじめとして、随所に散りばめられた作者の本格モノ的ユーモアと、雪の別荘での足跡に細工された形跡のある殺人事件など不可能犯罪の風味も含まれてて(作中に、セイヤーズとカーが扱われてるあたり、この作品の趣味の方向性が分かるかと…)、テンポ良く話が展開して、グイグイと引かれながらもさらっと読ませる作品でした。
読者の視点では、ある程度事件の経緯は冒頭から見えてはいるのですがその中では解明されない謎をチラつかせ、刑事は社会派のように堅実に捜査を行い、事件現場に居合わせた政治家秘書の悪戦苦闘ぶりを倒叙的に楽しみつつ…と一粒で複数のテイストを楽しんだ印象の一冊。
とても丁寧に建物の構造なんかを描写してくれてるんですが(そこに「本格モノの退屈な部分」、なんて章タイトルを付ける辺りもユーモアですね)、ここまで書いてくれるならば、あわせて見取り図が欲しい…とは思いましたw

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2018年08月22日

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