あらすじ
大胆な業態転換で顧客を「捨てた」企業は生き残り、顧客を大切にしすぎる会社は潰れてしまう。通販会社の実態は金融業で、いったい「本業」って何? 経済学は物理学など<科学>にあこがれ、机上の空論になっていないか。「人間はAIにできないことをやれ」という「理想論」が見逃していること……。
経済・ビジネスをめぐる言説には「きれいごと」「建前の話」が多すぎて、私たちの本質を見る目を濁らせていないか。誰もが薄々感じながら、なかなか言い出せなかった「不都合な真実」を多くの研究などからひもとく知的興奮の書。
感情タグBEST3
匿名
経済は人
素晴らしい新書。企業は今後どうあるべきかというテーマを最初と最後に、途中にいわゆる新古典派の経済学がいかにリアリティのない合理的な経済人仮説をベースにした実態と乖離したものかを分かりやすく説明しています。オススメです。
Posted by ブクログ
非常にわかりやすく読みやすく、最後まで面白く読み切れる。様々な事例とともに、人間の心理、理性と感情の関係などを書き記してあり、非常に興味深かった。