【感想・ネタバレ】経済の不都合な話のレビュー

あらすじ

大胆な業態転換で顧客を「捨てた」企業は生き残り、顧客を大切にしすぎる会社は潰れてしまう。通販会社の実態は金融業で、いったい「本業」って何? 経済学は物理学など<科学>にあこがれ、机上の空論になっていないか。「人間はAIにできないことをやれ」という「理想論」が見逃していること……。

経済・ビジネスをめぐる言説には「きれいごと」「建前の話」が多すぎて、私たちの本質を見る目を濁らせていないか。誰もが薄々感じながら、なかなか言い出せなかった「不都合な真実」を多くの研究などからひもとく知的興奮の書。

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Posted by ブクログ


経済学の基本である合理性が根本的に疑うべき時代に突入していることを指摘されていますが、哲学や経済の歴史も学べました。

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2023年12月20日

匿名

購入済み

経済は人

素晴らしい新書。企業は今後どうあるべきかというテーマを最初と最後に、途中にいわゆる新古典派の経済学がいかにリアリティのない合理的な経済人仮説をベースにした実態と乖離したものかを分かりやすく説明しています。オススメです。

#深い #タメになる #ダーク

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

非常にわかりやすく読みやすく、最後まで面白く読み切れる。様々な事例とともに、人間の心理、理性と感情の関係などを書き記してあり、非常に興味深かった。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

「企業を存続させようと頑張るのはただの空回り」
「価格で価値が決まるわけではなく、価格はただの価値の一部分である」
「人は、経済的に合理的な行動を選ばない」
という、経済学の教科書に真っ向から反していく主張でした。

三番目の主張は昔からの伝統ある経済学に対する批判らしく、経済学者の本を読むとこの批判に対する持論が書いてあったりして、面白いです。

ただ個人的にはこの著者が言うほど人は不合理な経済活動をしていないとは思いますが、論としては概ね納得できるものでした。

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2018年09月30日

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