【感想・ネタバレ】西郷と大久保と久光のレビュー

あらすじ

大河ドラマ「西郷どん」をより楽しみ、西郷隆盛を知るには必携の書が待望の復刊。明治維新の原動力となった島津藩で、内外に信望の厚かった西郷隆盛、西郷を疎んじる島津久光、竹馬の友からのちに袂をわかつ大久保利通。3人の個性と人間像を浮き彫りにした史伝的小説。

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Posted by ブクログ

海音寺潮五郎 「 西郷と大久保と久光 」表題の3人を中心とした維新史の本。大久保、久光との関係性や比較から 西郷隆盛像が 見えてくる

著者独自の西郷観
*西郷の行動には 久光との確執が影響している
*敬天愛人(天に対する信仰)の哲学から 自殺はありえない


西郷隆盛の敬天愛人
*欲を忘れること。「己を愛するは良からぬことなり」欲の脱却によって 人間は 天の心を聞き得る
*直属上官の命令でも 民を苦しめて 腑に落ちないものなら 拒否して 相手が納得するまで諫言するのが 天意
*王陽明の良知の説、知行合一の説と似ている

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2017年12月28日

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