【感想・ネタバレ】逆転した日本史~聖徳太子、坂本龍馬、鎖国が教科書から消える~のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょうど一年前、ニュースを見てびっくり仰天!

「坂本龍馬が教科書から消える」

めっちゃショックでした。感情的には許せん。でも、「もともと教科書に載ってなかったのならしょうがないかも」なんて諦めの気持ちもありました。

ところが、「それは嘘。戦前の国定教科書に坂本龍馬は登場している」と反論してくれたのがこの本の著者・河合先生でした。私は当時この記事をtwitterで発見。そうだったんだ。

結局、この案に反発が多すぎて削減案を修正、坂本龍馬は残ることになりました・・・というニュースの顛末がこの本にまとめられてありました。

すみません、当時も今もこの話はかなりショッピングだったので最初に書いてしまいましたが、この本の本当にメインな内容は「数十年前の日本史の教科書に載っていた内容は今やこんなに変わったよ」な話です。さらに「ぜひ教科書に載せたい話」「載せたいけど載せられないようなエロの入った話」も。

確かに最近、歴史を学びなおしてみると邪馬台国はどうやら畿内説が有力になりそうだし、足利尊氏や源頼朝の肖像画は別人とか言われるし、聖徳太子はいなかったとか鎖国は本当は鎖国じゃなかったとか、さまざまな話を聞く今日この頃。

最近興味があるのは「徳川綱吉は実は名君だった」という話。実際、トータルで考えたらそんなに名君とは思いにくいのですが、「生類憐みの令」を通して、現在にも通じる命の大切さという倫理観を確立しようとしたという意味ではこの人かなりの重要人物じゃない?って思うようになりました。

学生時代に習った日本史からアップデートしたい方にぜひおススメです。

あと個人的には第6章を読むのがとっても楽しかったです(笑)江戸時代のエロネタは楽しすぎる♪

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2018年10月10日

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