【感想・ネタバレ】悪意の心理学 悪口、嘘、ヘイト・スピーチのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年08月24日

悪口、うそ、セクハラ、皮肉、批判、公人の失言、ヘイトスピーチなど、さまざまな悪意をもった言動の裏にどのような心理現象があり、また私たちはそれをどのように勘づくのかを心理学的にアプローチ。

特別何か大きな気づきが得られたというわけではないが、悪意というなにか踏み込みずらい現象について、心理学的アプロ...続きを読むーチの枠組みを示してくれており、心理学的な考え方を学ぶことができる。

自分自身、皮肉が効いた言い方は好きで、ついついいつも言いくるめたり、口酸っぱく批判してしまうこともあるが、その自分の言動プロセスを観察してみるのもおもしろそうだ。

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Posted by ブクログ 2019年09月15日

●読んだ理由
この本の内容とは少しずれるかもしれないが、職場内での人の悪口(面と向かってでない)、会社のコンプラ研修のトピックスとなってた部落、最近の日本・韓国関係のお互いの罵り合いから、コミュニケーションにおける悪意に興味をもったことから。
●感想
8つある章のうち7章は、コミュニケーションの説明...続きを読むでうっかり発言、クレーマーとセクハラ、嘘、ヘイトスピーチなどなど...でかなり細かく丁寧に説明されてる、最終章が対処法。
この説明部分がとても興味深かった。普段何気なく行っているコミュニケーションについて、話し手の意図と聞き手の受け取り方、ミスを起こしてしまう要因がわかる。記載されている内容を知っておくと、悪意に接してしまったときに、それにもろに反応してしまうのではなくて、相手がどんな心理状態なのかを考慮したり、言葉の裏側を読んだりして、適切に対処できるようになるのでは、自分の発言・対応がどう相手にとらているかを思い図り配慮した行動ができるのではと思った。

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Posted by ブクログ 2018年08月13日

悪意の心理学―悪口、嘘、ヘイト・スピーチ。岡本真一郎先生の著書。悪口、嘘、ヘイト・スピーチ、誹謗中傷、いじめ、嫌がらせといった行為は、人間が持つ悪意、先入観、嫉妬心や劣等感に結びついている。自分は虚言癖や醜悪発言癖がないだろうかと改めて自問自答するきっかけになりました。

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Posted by ブクログ 2020年12月10日

ニュースで紹介された政治家や実業家の発言を例にとって、日常的コミュニケーションの言葉から滲み出るダークサイド的ニュアンスを解説している。
意図的な悪意はもちろんのこと、「そんなつもりはなかった」というような非意図的な悪意あるいは誤解の生じる過程まで触れているので、大変参考になった。
だが、「じゃあど...続きを読むうすれば円滑なコミュニケーションを図れるのか」と誰もが感じる素朴な疑問に対しては明確な答えがなく、「よく考えて行いましょう」的なまとめになっているのは残念(本文を読めばそれもやむを得ないとは思ったが…)

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Posted by ブクログ 2020年03月31日

「差別」を扱った本。

ヘイトスピーチ、セクハラ、皮肉などの差別がなぜ起きるのか、またどう対処してくべきなのか説明している。人種や血統に関する社会問題として差別やクレーム、皮肉など日常内のコミュニケーションにおける侮辱や悪口など類型化すると際限がないとことが分かった。クレームの対応や正しい批判は興味...続きを読む深かった。

以前から差別はなぜなくならないのかが気になっていて購入。人によって言葉の受け取り方は様々ということを改めて認識した。多様な価値観が尊重されるべき現代においては非常に大事なこと。ただそんな時代にもかかわらずなぜ差別がなくならない原因はまだよく分からない。

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Posted by ブクログ 2016年12月05日

失言、嘘、炎上、ヘイトスピーチ等々の様々な悪意に基づくことばを、心理学的に解説している本。我々が普段目にしたり経験する場面を、学問的に解き明かすとどうなるのか、その上で何に気をつければいいかが書いてあり、興味深かった。ところどころ著者の主観が入っているのは留意が必要。
あと欲を言えば、ひたすら相手を...続きを読む罵倒することを目的としたような、うっかり発言とも違うまじりっ気のない「悪意」への対処法についても触れてほしかった。そこまでいくと、テーマが変わるのかもしれないけれど。

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Posted by ブクログ 2016年10月24日

心理学半分、ことばの説明半分の本である。ヘイトスピーチについてもっと心理的な説明があればもっとよかった。

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Posted by ブクログ 2023年11月29日

心理学というよりは、言語表現と意味の考察の方が比重高いかな。

ま、セクハラで、人間の心ってのは案外自覚が難しくて、自分の行動で判断するところがあって、一旦拗れると、当時は「恋愛」だったのが、「やむなく」だったと自然に信じるとかはなるほどなあと思う。
世の中、巻き込まれたくなかったら関わらないことで...続きを読むすな。

ヘイトスピーチって、定義上、マイナリティに向けられるもの、っていう政治用語だったのね。
だから、マジョリティに対しては、どんな罵詈雑言もヘイトスピーチではないのだ、という主張は正しい。
だが、それが言わんとしてることは、心の底から間違っている。
この本が述べている、「悪意」の一つに当てはまると思うのだけど。

後そのヘイトスピーチね。
具体的には日本にいる特定民族に対するものにかなりこだわっているが、批判を全て「差別」と一括りにしたがるのは思考停止ではないか。
「ネトウヨ」という言葉を安易に使って幅広く囲い込むのも「ヘイト」ではないかね。

14歳の若造が、マスコミは左翼界隈だ、というのを聞いて問題視するのはいいけども、新鮮な情報に触れると無批判にそれを信じ込むというのもいいけども、であれば真っさらな子供の頃から「教育」されて無批判に信じて来たことを再検証する必要ばないのかって思わないところも。

なんだかなあ。

と思った。
ちなみに、学会も「左翼」だと思われてますよ、「ネトウヨ」からは。

もう一つ言うと本来的には「左翼」って言葉に特段批判的な意味はないと思うんですけど。

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Posted by ブクログ 2020年03月05日

悪意と取られるコミュニケーションがなぜ起こるのか、発言者と受取手の認知の仕方を中心に分析している。

自分は、タイトルから、悪意の原因の心理学的分析を期待しすぎてしまった。笑

以下内容メモ。

トピック:うっかり発言(失言)、偏見、悪口や皮肉・からかい、セクハラ・クレーマー、嘘、ヘイトスピーチ、そ...続きを読むれらにどう対応するか

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Posted by ブクログ 2019年12月09日

ネットのコメントと職場のヘイトが気になって読んだ本。デマは重要性と曖昧さを乗じて流布の程度が導かれるなど興味深い。人間のコミュニケーションとは本当に複雑であるとこれを読んで思った。この本の内容を知ったからと言って何をどうすることはできにくいとは感じる。ただただ言葉にする前の心を整えることが大事だとで...続きを読むあると感じた。

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Posted by ブクログ 2016年12月14日

悪意の心理学という題名ですが、言語学の分野が中心でヘイトスピーチ等に対する分析はオマケみたいな感じですね。
論の中心となる言語心理学、コミュニケーションに対する分析については、それはそれで興味深かったですが、タイトルとはズレてますね。

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