【感想・ネタバレ】男性という孤独な存在 なぜ独身が増加し、父親は無力化したのかのレビュー

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Posted by ブクログ

男性という孤独な存在。橘木俊詔先生の著書。日本人男性が本来あるべき男性らしさ、男性としての魅力をなくしてしまったからこそ、日本で独身男性が増加し、父親は無力化したのではないでしょうか。人間だって動物の一種。動物は普通は女系社会。男性が、男性らしさ、男性としての魅力を失ったのであれば、動物社会と同じように人間社会も女性だけで回ってしまう。そんな単純な論理なのではないでしょうか。

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2018年06月16日

Posted by ブクログ

サブタイトルで提起している問題の答えが書いてある本じゃない。著者は経済学者なんだけど、生物学、人類学などの言質をもとに男、オスの生態、またデータや統計資料をあげながら、父系的社会の崩壊の要因ではないかと述べていく。
暮らしにくい現代日本社会を政治の不備から説いていたりもして、論旨がずれていくようにも一瞬感じたけど、政治が人々の思いをくみ取りすくうような政策を打ち出していくことで暮らしやすい社会ができ、それが男だから、女だからということに縛られない社会をつくっていくということを(主張しているのではなく)示唆しているのだと読んだ。独身が増加していいし父親が無力化してもいい。その傾向に沿った社会ができることが一番の解決策ということ。
そういう意味では、本のタイトルは中身を正確に表していないと思う。PHP新書のコア読者層に響くタイトルということか。本当のところは男性云々ではなく、社会デザイン的な中身といえそう。

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2018年06月02日

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