あらすじ
近づくものすべてを消滅させる謎のエイリアン船。その調査行を通じてラインズマンとしての感覚を研ぎ澄ましたイアンは、ラインが秘めるあらたな力を知る。だが、開戦寸前となった同盟とゲート連合はエイリアン船を奪いあい、ついにはイアンの雇い主にして最大の理解者である皇女ミシェルの身にも危機が迫る! 一方、ゲート連合の勢力圏内に出現していた球体“合流点”の正体をめぐってもあらたな動きが。ライン、合流点、エイリアン船――すべての謎がひとつに結ばれるとき、イアンたちはラインの秘密を解き明かし、星間大戦を阻止できるか?
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Posted by ブクログ
下巻は、エイリアン船をめぐって同盟と連合(正確にはゲート連合とレドモンドなんだけど、面倒だから「連合」とだけ書いておきます)が武力行使を含む政治的な駆け引きを繰り広げ、主人公イアンの持つ特殊能力がますます存在感を見せちゃって宇宙一のラインズマンになっちゃう、っていうお話。
物語の展開上、連合中心にエピソードが進行していくから、自分的にお気に入りのレディ・リャン&ガレノス准将の出番が減っちゃって上巻よりパワーダウンした感はある。
でも、連合側もクセ者が揃っていて、お気に入りのキャラが見つかれば、上巻よりハデな場面が多い分楽しめるかもしれない。
ちょっと残念だったのは、主人公の強力なライバルなのかと期待していたラインズマン・レベカーがほとんど存在感を示すことなく消えてしまったこと( ; ; )
他にも、ムムっ?このキャラは!って思わせといて、その後いなくなってしまう奴がけっこういるので、これは続編での活躍を期待したい、ていうかしちゃう。
ところで、強いストレスを感じると汗をたくさんかいて臭くなる主人公っていうのが、全くスペオペのヒーローらしくなくて逆にカッコいい(^○^)