あらすじ
龍児は奉納を繰り返され、町を守る。
龍の児として崇められている18歳の昴は、町の古い言い伝えによって行動を制限されていた。
鬱屈した思いは優しく従順な義兄、朝燈に性欲として発散されている。
「今年の祭りでは奉納されたくない」昴の発言に怯える母と、身を挺して言い伝えを守らせる朝燈。
結界から出ようとする昴に龍神は牙を剥く。朝燈の献身は意外な結末を迎えて…。
レトロな雰囲気漂うエロティックファンタジー。
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面白かったです。短いながらまとまってて読みやすかったし、独特の価値観のまま受け目線でお話が語られていくのが、ストーリーテラーとしてうまく機能しています。着地点がちょっとあれ、って感じになりましたが、充分面白かったです。