【感想・ネタバレ】黒い将軍 晴れときどき、乱心2のレビュー

あらすじ

作之進が行方不明となって二月。一人で捜索を続ける太一は、胡散臭いが当たると評判の拝み屋・隆心を頼る。不思議な力で作之進の意識と繋がった隆心を信じ、仲間達は成田を目指す。一方、作之進の体を乗っ取った源之丞は任侠一家のお家騒動に首を突っ込んでいた。一つの体に宿る二つの人格・作之進と源之丞を求め、曲者だらけの敵味方が入り混じる!

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Posted by ブクログ

シリーズ2作目。
前作を妖怪物かと思って読み始めたら当てが外れ、
主役が二重人格という設定から起こるドタバタ活劇と判明。
最後にはブラック人格のまま江戸を出奔してしまったので、
この話どう収拾つけるんだろうと思ってました。
やっぱり収拾ついてませんね。
3作目も出版されているので当然なのかもしれませんが。

主役の作之進とはただの顔見知りかと思いきや、
棒手振の太一が健気です。
皆が諦めムードの中、ひとり一生懸命作之進を探しています。
まるで主人を探す犬コロの様です。
新たな登場人物も加わりました。
なぜか鼠小僧次郎吉・・・。
これは何か今後の展開に必要な新加入なのでしょうか。
あと、隆心様も不思議な存在でした。
そして何より分からないのが、作之進のブラック人格、源之丞。
やたら子供っぽかったり獣的だったり、
なにより不気味で人外のものの様です。
何しろ一応体は主役とはいえ、ブラック人格主導で話が進むので、
どうも主人公そっちのけな展開のように感じてしまいます。
感情移入して読むことの多い私としては、
そこんところがちょっと消化不良気味でした。

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2017年10月14日

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