【感想・ネタバレ】結婚狂騒曲〈第ニ楽章〉 俳優と家政夫５のレビュー

魔鬼砂夜花

あんた、本気で俺と対等に、恋愛しているつもりあんのかよ!?

暴走する江阪、策略をめぐらす江阪の妹・舞香に不穏なマネージャー・鳥羽。稔の幸せはいずこ!?

ドラマの収録で役にはまりすぎ、オンオフの区別がつかなくなった江阪。フェロモン垂れ流しで誰彼かまわず悩殺しまくりの状態に、稔の堪忍袋が切れかけたその時、撮影現場に江阪の妹・舞香が現れる。間近に控えた自分の結婚式への兄の列席を阻むべく策略を巡らす彼女は、稔に謎の携帯電話をプレゼントするのだが…。江阪は稔を置き去りにして昔のセフレのもとへかくまわれ、稔はなぜか鳥羽と温泉＆里帰り。これもすべては幸せへ続くイバラ道？ 俳優（アクト）＆家政夫（メイド）シリーズ第５弾・ファイナル。ついに大円団のウェディングベルが鳴り響く！……のか？

[ブクログ · ★★★★☆]

勘違い我が儘攻め×強気受け。
俳優×家政夫高校生。
攻めの姉の結婚式を巡り、
受け、完全にキレる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

このシリーズは破天荒でいやそりゃないだろーっていう感じの話なんだけど、何故か勢いで読んでしまう本。最終巻のこの巻はやや巻きすぎっていうか終わらせるために疾走しました感が強いけれど、まあ大団円だしよかったのかな。無理に最終巻にせずもうちょっとまったり続けても良いような気もしましたが、腹八分目が丁度いいのかも。
最後まで壊れたまま間違っている攻の江坂がかえって良かった。ここでいきなり人間らしく（失礼）なったりしたら今までなんだったのという感じだけど、最後まで彼はダイナミックに破壊されてる、でも稔ダイスキーな性格のままでした。