【感想・ネタバレ】20世紀の思想 マルクスからデリダへのレビュー

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Posted by ブクログ

一言で表せるほどの世界の本質を知りたくて、タイトル的に入門のつもりで読み始めた。最後までよんだところで、これまでの思想や哲学は目的に対して失敗だったと結論づけられている。初めて読んだ当時は大変がっかりしたが、率直な意見に好感をもつ。

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2012年10月30日

Posted by ブクログ

哲学に触れるのは、高校の倫理以来……と、いうわけでもないが、あやふやな知識の「補強」に、と読んだ一冊。必要に応じて、辞典のように使ってもよいかもしれないが、どちらかと言えば(その分量からしても)サラッと通読するのに適した本だと思う。
今後、自然科学を社会科学抜きに独り歩きさせてはならないだろうし、社会科学の側も自然科学の理解抜きには前に進めないのだと思う。筆者がエピローグで述べていた通り、今私たちには「地球規模で通用する理性」が何より求められているのだろう。

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2011年06月30日

Posted by ブクログ

20世紀の主要な哲学者、思想家についてのコンパクトな解説書です。フッサールに始まる現象学の流れと、構造主義以降のフランス現代思想、英語圏の哲学、社会思想、そして日本の思想から西田幾多郎と丸山眞男がとりあげられています。

単なる概説ではなく、著者自身の評価がかなり明確に示されています。たとえば、意識の内面に還帰することをめざす現象学に対して著者は批判的です。また、西田幾多郎が超克しようとし、丸山眞男が実現しようとした「西洋近代」像が、浅薄なものにすぎなかったことを厳しく批判しています。

この一冊で20世紀の思想の全体像をつかむのは難しいように思いますが、著者自身の観点から大きな枠組みを示している点で、興味深く読むことができました。

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2017年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
生命・環境・地球…21世紀の課題に答え得るのは、どの思想なのか。
20人の思想を再検証する。

[ 目次 ]
プロローグ 思想の二十世紀
第1章 進歩と革命への期待
第2章 人間の意志と欲望を見つめて
第3章 内面性の厳密な記述
第4章 解釈学と構造主義
第5章 科学とは何か
第6章 社会性と正義
第7章 日本の思想
エピローグ クワイン、ガダマー、そして二十一世紀への展望

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月20日

Posted by ブクログ

 19世紀の哲学に比べて、20世紀の哲学は何をやってきたのか。西洋の著名な哲学者、日本の西田、丸山という二人の巨人、これらの思想を紹介した上で、結局20世紀哲学の目指した方法論は破綻しており、現代社会において役に立っていない、と本書には書いてあります。非常に平易に哲学者たちの思想を解説してくださっているので、分かりやすく読みやすい本だったといえましょう。

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2009年10月04日

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