【感想・ネタバレ】天皇は本当にただの象徴に堕ちたのか 変わらぬ皇統の重みのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

少々難しい内容ではあったが、「八月革命説」など知らなかった事も多く、憲法における天皇陛下についても、非常に勉強になりました。

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2018年02月27日

Posted by ブクログ

ちょっとくどい感じのする本だが、憲法の通説の検証を目的としているので、やむを得ないだろう。
法学を学んだ人間が必ず変な気分になる、八月革命説。
これが誤っていることを、大日本帝国憲法と日本国憲法の継続性を論証することで、明らかにする。
面白いというか、そうだよなあ、と思う。憲法学って、こういうどうでもいいことがすんげえ大事なんで、面白いというかくだらないというか。:

大体において、この言葉って、ぼくはこういう意味だと思うなあ、だからそうだとすると、こういう話になるんだよなあ。
とか。
ぼくはこう思うんだよなあ。だから、この言葉ってこういう意味じゃないとおかしいよなあ。

なんて話を真面目にやってる業界だから。

それに国が縛られてるのも事実で辛い。
仮に改憲とか新しい憲法を作るとして、こういう内容がいいですって研究してる憲法学者って、あんま知らない。
憲法っていう聖典を解釈する権利は我々にだけあるのだって、どこぞの宗教団体と変わらないから、改憲されると困るんだろうね。

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2022年05月15日

Posted by ブクログ

大日本帝国憲法と言えば天皇が権力を乱用していたという印象であったが、本書を読んで、日本国憲法の内閣の助言と承認があるように、帝国憲法下では大臣の輔弼無しに天皇自らの意思を国策に反映することはできないことを知り驚愕した。また、アメリカが原爆を投下することによって日本を降伏させたわけでなく、ポツダム宣言を巧みに利用し、原爆の威力を確認するため、その受諾を遅らせたように思われる内容にはなんとも言葉では言い表せない気持ちになった。
ちなみに、主に八月革命説を論破する内容であることから、非常に論理的に話が構成されていたところも本書の良点と言える。

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2020年12月29日

Posted by ブクログ

いわゆる「8月革命」説についての詳細な検討。よくここまで詳しく検討したものだと、敬意を表する。

結論としては、坂本先生の「象徴天皇制度と日本の来歴」と同じと思う。参照する文献として挙がってないのが残念。

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2018年01月18日

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