【感想・ネタバレ】図解 茶の湯人物案内のレビュー

八尾嘉男

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

茶道界の歴史を切り開いた人物（トータル33人）をピックアップし、その事跡や所蔵道具、好み物や茶室、交友録、知られざるエピソードなどを紹介。400点に及ぶイラストや多数の図解、巻末10ページを用いた登場人物と茶道流派三千家歴代宗匠、千家十職らを一斉に掲載するビジュアル年表は圧巻。本文以外のウンチクやこぼれ話もふんだんに盛り込んだ“読んで納得・見て楽しい”ありそうでなかった茶人伝ここに登場！

[ブクログ · ★★★★☆]

人物図鑑的としては大変読み易いと思う。人物や道具のイラスト、人間関係や歴史等の図解、4コマ漫画、こぼれ話など、ライトな読み物に見せかけた工夫がされているが、内容的にはかなり濃厚で面白い。
有名どころだけに人物が絞られており、思ったより量が多くはなかった(メイン説明されているだけでも30人弱はあるが)。今回取り上げなかった他の人物が続きや補完として出るなら、次も欲しいと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

　茶の世界については全くと言っていいほど知らないためか、戦国期の人物を過ぎたらほとんどが知らない茶人であることを知らされた。
　簡単に人物の紹介、相関図や、茶道具を図示していて分かりやすいのであるが、全くの素人にとって、そもそも茶道に必要な道具や作法というのがなんなのか分からないので、その点をもう少し説明が欲しかった。