あらすじ
「私は、私の人生を作り上げた。なぜなら、私の人生が気に入らなかったからだ」。貧しい子ども時代を経て、「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築き上げ、莫大な富と成功、愛を手にしたシャネル。彼女は社会の枠組みや常識を嫌った。「私の頭のなかに秩序を押しこもうとする人々が嫌い」。コルセットをはずし、大きな帽子、華美なドレスを捨て、シンプルなリトルブラックドレスを作った。富を誇示するための宝石を嫌い、イミテーションジュエリーを大流行させ、お金とおしゃれを分離させた。シャネルは、自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方に革命を起こした。シャネルの生涯で、強く情熱ある言葉を集めた一冊。
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Posted by ブクログ
豆知識的にというか、引用して言えたら格好いいよなと下心で買いました。でも読んでいくうち、強いという言葉では足りない、相手を利用する強かさであったり主張する強さであったり、パワフルさが伺えて、こういうパワーが今でこそ必要だったりするのかな、とか思ったり。
私自身、偽物は嫌いで、特にわかっていて持っている人が嫌いで、それは今でも変わっていませんが、コピーされることが人気であることの証であり象徴なのだと彼女自身が思っていることがわかるセリフを読んで、確かに、と頷いてしまいました。あとちょっと笑っちゃいました。あまりにも強すぎて。