あらすじ
「私は、私の人生を作り上げた。なぜなら、私の人生が気に入らなかったからだ」。貧しい子ども時代を経て、「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築き上げ、莫大な富と成功、愛を手にしたシャネル。彼女は社会の枠組みや常識を嫌った。「私の頭のなかに秩序を押しこもうとする人々が嫌い」。コルセットをはずし、大きな帽子、華美なドレスを捨て、シンプルなリトルブラックドレスを作った。富を誇示するための宝石を嫌い、イミテーションジュエリーを大流行させ、お金とおしゃれを分離させた。シャネルは、自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方に革命を起こした。シャネルの生涯で、強く情熱ある言葉を集めた一冊。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シャネルという人物がどんな人だったのか、その言葉から伺い知れる本。
構成はテーマ別となって、見開きにシャネルの言葉とその背景、著者の方の解釈などの解説があるという形でとても読みやすかったです。
個人的にはインスピレーションに触れている言葉が印象的でした!
Posted by ブクログ
◆「嫌いなこと」に忠実に生きる
・嫌いを自分の人生から無くすことにエネルギーを注いだ
・動きにくい服、男のための装飾過多な服、宝石で自分の価値が上がると思ってる女
◆欠点こそ魅力
・豊満体が主流→細身なな自分を女の憧れにした
◆女性は強さではなく弱さを楽しまなくては
◆女の価値は愛されること
◆20歳の顔は、自然がくれたもの。
30歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる。
50歳の顔には、あなた自身の価値が表れる。
◆女だということを忘れてはいけないよ
◆本当の贅沢は、裏にある
・贅沢とは表に表れないもの(裏地に毛皮)
Posted by ブクログ
・印象的だった言葉、「はじめに」のココ・シャネルの人生
36ページ:欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。欠点をうまく使いこなせばいい。これさえ上手く行けばなんだって可能になる。
・選んだ理由
まず、欠点を個性と捉え、魅力に変えるというシャネルの心意気に心打たれました。私自身、欠点は隠すものという固定概念があり、真逆の考えだったので印象的な言葉でした。
・本書や読書会を通じてどんな自分になりたいと思ったか
本書にあるように、かけがえのない人間になりたいと思いました。その為には、自分をしっかり持ち、それが周りと違っていることだったとしても、軸をぶらさないで生きていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
私自身のマインド整理、モチベーションにつながる本だと確信した。
なぜかというと、ココ・シャネルの考え方には共感できることがたくさんあるから。
自分を偉人だとは思わないが、このマインドでいる大切さ忘れそうになった時はこの本に戻ってくることにしたい。
Posted by ブクログ
豆知識的にというか、引用して言えたら格好いいよなと下心で買いました。でも読んでいくうち、強いという言葉では足りない、相手を利用する強かさであったり主張する強さであったり、パワフルさが伺えて、こういうパワーが今でこそ必要だったりするのかな、とか思ったり。
私自身、偽物は嫌いで、特にわかっていて持っている人が嫌いで、それは今でも変わっていませんが、コピーされることが人気であることの証であり象徴なのだと彼女自身が思っていることがわかるセリフを読んで、確かに、と頷いてしまいました。あとちょっと笑っちゃいました。あまりにも強すぎて。
Posted by ブクログ
香水は綺麗な体に付けるものというフレーズが心に残っている。
芯の強い女性を聞かれるとすれば、母とココ・シャネル、オードリー・ヘプバーンを真っ先に挙げる。
Posted by ブクログ
ココシャネルの強さと繊細さをあらわす生き方、スタイルを創り出す創造力と行動力、覚悟
仕事に生きたが仕事だけではない。一流の男性たちとの恋愛をたくさんしてきたからこそのインスピレーション。
シンプルだけど品のあるスタイルが現在も愛され続ける気高いブランドとなっていることがココシャネルの妥協しなかった生き様なのだと感じた。
Posted by ブクログ
「嫌悪」の精神
否定的な感情を主張するということ
「嫌い」を大切にする
メイクは、人のためにするのではなく、自分のため。
表以上に裏が大切。
本当の贅沢は、裏にある。
黒
白
批判→自分が全力を出し尽くしたか否かに価値を置く
ほかの人と自分を区別する
自由
愛
強い言葉の裏に潜む孤独
Posted by ブクログ
シャネルのように強い女性になりたいと思い読みました。私が、シャネルのよう強くて綺麗な女性になるのは程遠いと感じましたが、とても大切なことを教わった気がします。
Posted by ブクログ
どこまでいっても強い女性は最高に素敵。
男女問わず、その在り方に魅了されること間違いない。
厳選したはずが、ドッグイヤーは11個になってしまった。
【語録集】
⚫︎醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。
自らの影響範囲への「緊張感ゼロ」に対しては強く軽蔑されていた。
⚫︎メイクは、ほかの人のためにするのではなく、自分のため。
誰よりも自分のため、自分の気持ちを高めるために。
⚫︎シンプルで、着心地がよく、無駄がない。
シャネルスタイルの基本中の基本。
シャネルの服の素晴らしさはフィッティングにあり。服の着心地がよければよいほど、それを着る女性がエレガントに見えるという信念から。
⚫︎たくさんの色を使えば使うほど、醜くなる。
リトルブラックドレスを40代のはじめで売り出した。黒はすべての色に勝る。
⚫︎所有することは醜い。執着することはもっと醜い。
メセナ(芸術支援)として人(天才)に莫大な投資をするお金の使い方。芸術家と夜な夜な豪華パーティをすることで、当時の上流階級へデザイナーの地位を押し上げた。
⚫︎どんなにつまらない本でも必ず言いたいことがあり、何かしらの真実がある。
シャネルは小説で人生を学んだという。
ただ読んでいたのではなく、学んでいた。
⚫︎人が何を残せるのかといえば、人生のなかで何を考え、何を愛してきたかということだけ。
「魂は離れる。試練はもう充分長く続いた。魂は神に委ねよ、私はこの表現が好き」
⚫︎私は確かな「嫌悪の精神」をもっている。
嫌いなものをなくすことに全ての才能を使いきった。独創的なクリエイションは嫌いという彼女の強い感情が原動力。
Posted by ブクログ
強くたくましく生きるシャネル。
孤高のように見えて、実は人との関わりを
すごく大事にしているところが印象的。
そして感情の表出がダイナミックで
とても人間らしさがある。
これから頑張るぞ!というときや
今が絶好調に幸せ!と思っているときに
エネルギーを授けてくれる本。
Posted by ブクログ
表紙の「嫌いなこと」に忠実に生きるというフレーズに惹かれて読んでみた。
生い立ちなど、自分でどうにもできないことのせいにして生きていく選択肢もあったのに、それをはねのけて生きた彼女は本当に自分の信念に生きた強い女性だったんだなぁと感心した。
同時に、抱えていた孤独や愛への渇望を知って、自分もいずれはそれらをパワーに変えて生きていくことになるので勝手ながらお手本として生きていきたいなと思った。
Posted by ブクログ
とても読みやすいです。
読書あまりしない方でも良いかも。
これを気に読書趣味にしたいです。
「おもちゃを与えたつもりだったのに、自由を与えてしまったのだね」有名なセリフらしい。
思わずうわぁお!と言いたくなった笑
Posted by ブクログ
転職活動中、新しい働き方で新しい仕事に就くとき
奮い立たせてくれた一冊
今の自分の信念を貫く
"二十歳の顔は自然がくれたもの。
三十歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる。
五十歳の顔には、あなた自身の価値が表れる。"
30代、身に沁みる。
Posted by ブクログ
謙虚と傲慢。
謙虚は良いと捉えがちだが、逆に人に合わせるということ。
自分の感情を押し殺してしまう。
時には、自分のか気持ちに素直になる傲慢さは必要だと感じた。
Posted by ブクログ
ハイブランドに興味はないけれど、いつも素敵な友人がCHANELが好きだったので、手に取ってみました。ココシャネルの生き方を知って良かった。孤高を恐れず、信念を持った生き方。かっこよすぎる。
Posted by ブクログ
シャネル、強烈な人だな。シャネルを知ったら、そうそう軽い気持ちでシャネルを手にすることはできない。ましてや、人のお金でシャネルを買うなんて、シャネルに失礼な気がしてくる。まぁ、プレゼントしてくれるような人はいないのだけど。香水、リトルブラックドレス、シャネルスーツ、シャネルのリップ。どれも大人を象徴するものだと思っている。シャネルの人生を知ったら、納得。ただ歳を重ねただけの大人では持ってはいけない。ストイックに、自分を貫いてきた大人だけが手にできるもの。シャネルに見合う大人にはまだ程遠いが、いつかシャネルに堂々と臆することなく行ってみたい。
Posted by ブクログ
衝動的な買い物をしそうになった時
"シャネルは「規格品の幸せを買うような人生」だけはいやだ、と思い続けた人でした。"
という一文が頭を過ぎるようになりました。
お金で買える大半のものが消費(規格品)だから、
・自分で何かを作り出したり
・経験したり
・(能力向上を含む)投資したり、、
そんな使い方が心の豊かさ(教養)を高めるのだろう。
規格品以外にシャネル軸では何を重要視したのか?そんな本です〜!
Posted by ブクログ
シャネルの人生、自分の考えをしっかり持ってて強くかっこ良い女性だなと思った。
シャネルというブランドしか知らなくて、今までになかった働くための女性の服を作った事を知ってすごいなと思った。
現存の価値観を変えるって本当に大変だったと思う。尊敬。
Posted by ブクログ
シャネルの本を読んだのはこれで二冊目。
やっぱり考え方とか生き方がカッコよくて好き。
元々男性の下着などに使われていたジャージー素材を女性の外出着にするとか、喪服でしか着られていなかった黒をモードの主流にしたり、イミテーションジュエリーを作ったり…普通の人じゃ思いつかないような革新的な行動を起こしていて本当に面白い。
その行動の時代背景を知るのも楽しかった。
もともとは戦時下で布地が不足し、何かないものかと思いついたのがジャージーだったし、美術や芸術を見る時はその時代背景まで考えてみようと思った。
バレンシアガがシャネルに対して「永遠の爆弾」と言ったのも好き。
Posted by ブクログ
今までシャネルといえば、ハイブランドで華やかなイメージだったので、ココ・シャネルも当然華やかな人生を歩んだんだろうなと思っていました。
でも実際は、ビジネスとしては成功したかもしれませんが、幼少期が不遇だったり、愛した人が亡くなったり、かなり波瀾万丈な人生だったことが伺えます。
「嫌い」という感情や自分の信念を大切にして生きた彼女の人生は成功だったのか、幸せだったのか、人それぞれ判断は異なると思います。
私も30代になり、自分の人生をどうしたいのか?と考える時があります。自分の行きたい場所へ行き、好きなことをして自由を選ぶのか、結婚し、子どもを産み、平穏な毎日を選ぶのか。本当にどちらが幸せなんでしょう…。そんなことを考えさせてくれる本でした。
Posted by ブクログ
すっかり魅了されました。
ハイブランドには興味がないし、シャネルのお洋服も小物も一つたりとも持っていないけれども、入ってる読書会の読み友さんが読まれてたので選んだ本です。
かっっっっこいい!単純なわたしは影響されマクリマクリスティでした(薬が効いているので懐かしい言い回しに…)。
「シンプルで、着心地がよく、無駄がない」ものがシャネルのお洋服。
シャネルには手が届かないけれど、普段の服選びもこれを心に留めようと思っても、きっとワクワクするとか妙さが気になるって服を買ってしまうのかもなぁこれけらも。
どりあえず、必ず試着はしよう!!
「欠点を上手く使いこなせばいい」
「メイクはほかの人のためにするのではなく、自分のため」
「どんなにつまらない本でも必ず何か言いたいことがあり、何かしらの真実がある」などと名言も多いですが、
一番背筋がシャキッとしたのは「醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない」です。
このことを頭の真ん中に置いて日々を送っていこう。
「(敢えて)女としてカッコよく!!」と天に拳を向けるラオウスタイルで叫びたくなるような本でした。最期もラオウムーブで迎えるために、これからも元気もらおう。
Posted by ブクログ
彼女の年代で女性でこのようなブランドを立ち上げて、そして世界的なブランドにまで作り上げたことは本当にすごいことで。
それを成し遂げた彼女の人並外れた感性や考え方、行動に尊敬をいだくし、刺激をもらえた。
全て彼女のようにはできないし、自分とは異なる考えの部分もあるけれど
他人の考えにあわせて自分をまげることなどせずに
自分の心のままに生きる彼女がすてき。
Posted by ブクログ
ココ・シャネルの言葉
著:山口 路子
紙版
だいわ文庫 327 3 D
表紙の写真が気になっていた一冊
孤児院でそだった仕事一筋の女性、そんなイメージをもった方です
気になったことは以下です
■醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない
■常に除去すること。つけ足しは絶対にいけない
■男を獲物として見る女が多いのには驚かされる
私は男を罠にかけるようなことはしない
■老若にかかわらず、女の幸せは愛されることにある
■表以上に裏が大切
本当の贅沢は、裏にある
■人は非常事態のなかで才能を表すものだ
■誰も私に何ひとつ教えてくれなかった
私はすべてを自分ひとりで覚えた
■かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない
■どんなにつまらない本でも必ず何か言いたいことがあり、何かしらの陣実がある
■小心者ほどよくしゃべるもの。
ほかの人から嘲笑されるほどしゃべるまくる人って、沈黙に耐えられないからしゃべるの。
私のことよ。
目次
はじめに―「女の生き方」に革命を起こした人
CHAPTER1 美
醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない
CHAPTER2 恋愛
私の愛する人は、私の意欲にけっして水をさしたりしない人だった
CHAPTER3 ファッション
シンプルで、着心地がよく、無駄がない 私はこの三つのことを自然に、新しい服装に取り入れていた
CHAPTER4 仕事
誰も私に何ひとつ教えてくれなかった 私はすべてを自分ひとりで覚えた
CHAPTER5 人生
私はこうなりたいと思い、その道を選び、そしてその想いを遂げた
ISBN:9784479306726
出版社:大和書房
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:680円(本体)
2017年10月15日第1刷発行
2018年04月10日第11刷発行
Posted by ブクログ
一つ一つの言葉がエレガントで強烈で痺れた。
表紙のシャネルの強い眼差しもそうなんだけど、目が爛々としてる感じ、しっかり自分の核を持っている人にしかない輝きがかっこいい。
好きよりも嫌いに忠実に生きる。っていうのも人と違うことを大切にするシャネルらしい。
人に流されやすい質なので、シャネルのように軸のある生き方をしたい。
Posted by ブクログ
シャネルといえば、ハイブランドで華やかなイメージがありました。
本書を読んで「シンプルで、着心地がよく、無駄がない」実用的な服を作るという思いを元に作られたことを知って、すごく身近なブランドなんだと感じることができました。
シャネルは「好き」よりも「嫌い」という感情を重視し、そんな嫌悪の精神からシャネルというブランドが誕生したという話も面白かったな。
シャネルの傲慢さ、プライドの高さなど、没後50年経った今でも憧れてしまうし、潔さが素敵だと思いました。
***
メイクは、ほかの人のためにするのではなく、自分のため。(P.48)
秩序にはうんざりする。
無秩序こそが、ラグジュアリーなのだ。(P.50)
二十歳の顔は自然がくれたもの。
三十歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる。
五十歳の顔には、あなた自身の価値が現れる(P.190)
Posted by ブクログ
CHANELというブランドはもちろん知っていたがココシャネルという1人の女性の生き方にも興味を持ち購入。本当に力強い女性だったんだなと思った。力強さの影には寂しさや弱さもあったかもしれないが、やっぱり強い意志と覚悟で仕事をしてきた人なんだと思う。そうでなければ現代にも続く世界的ハイブランドにはならなかったよなぁと。どんな世界でも歴史に名を刻む人は常人とは違う思考をお持ちである。「誰も仕事をしないから日曜日は嫌い」とか私にはとても言えない笑
Posted by ブクログ
シャネルの潔さ、好きです。
好きなもの、嫌いなもの、自分を律する、誰かを愛する、が名言?として切り取られているがゆえに誇張してつたわってきます。
ずっとまとわりつく、ワタシとあなたは根本が違う、がなければもっとスッとはいったかもしれないです。
私は仕事をそんなに愛せない笑
2024.10.6
158
Posted by ブクログ
シャネルの1つひとつの言葉が鋭く
シャネルの聡明さが感じられる
時代を読み
女性を愉しみ
自分の気持ちに正直に
真っ直ぐに生きていきたい…
そんな人生観から
シャネルが生み出すドレスや香水には
シンプルで 着心地が良く 無駄がない!!
美しいものの本質を捉えた生き方や言葉の数々に
はぁ〜と憧れのため息がもれました♡
Posted by ブクログ
2024/02/12読破
一言
自分らしさを貫き、反骨精神の塊。
感想
本書を通し、シャネルの価値観や生き様、恋愛観が伝わってきました。シックな世界を作り上げたシャネルの思想とその背景が分かり、ファッションに対しても理解が少し深まった気がします。
強くなりたい女性に読んで頂きたい本でした。
下記は印象に残った点
p42
醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。
→努力でどうにかなるものをしない人は許せない
多勢に無勢
勝ち目のない戦いを挑んで勝った時の快感がモチベーションだったのかな、なんて思いました。
みんながいいと思うものの逆方向をあえて行きたがるし、ミーハーではないけど真似されることを喜んでたのなら人の意見が逆に気になるタイプじゃないかな