【感想・ネタバレ】〈新版〉自分を支える心の技法(小学館新書)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小さなことですぐにイラッとしてしまうのをどうにかしたく、ゲームさんぽで知った名越先生の本を読んでみようと本書を手に取った。

個人的には、レッスン4の「怒りの正体を知る」が特に勉強になった。仏教をベースに「怒り」について解説されているが、宗教を問わず真理をついていると思う。

・欲には限りがなく、どんどん欲が出る。そうすると心が乱れ、怒りがわいてくる。ひとつ間違えば、希望を持つことも欲になる。

・実体のない不安の奥にも怒りがある。

・無知だと世の中を知った気になり、人を見下したり軽蔑するようになる。自分が一番正しいと思い込む傲慢さは怒りに近い。

・傲慢な態度は、人の話に耳を傾けることを忘れさせ、人から学ぶ機会をなくし、自分をある意味不幸にする。

怒りの正体が理解できると、イラッとした時にその感情を、少し客観的・俯瞰的に見れるようになり、イラッとしなくなれるとのこと。確かにこうやって書き出してみると、怒りにはいいことが何もない。

ただ、言うは易く行うは難し。自分にはまだまだ辿り着けない境地なので、まずはイラッとした時に気づき、冷静に分析することから始めたい。これはある意味修行である。

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2022年12月11日

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