【感想・ネタバレ】新装版 日本字フリースタイル・コンプリート:たのしい描き文字 2100のレビュー

あらすじ

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「描き文字」のバイブル的書籍が、装いをあらたに再登場。

1969年の刊行以来、高い評価を得てきた名著であり、描き文字の見本帳である『日本字フリースタイル700I』、『同II』(1976年)、『同III』(1981年)。

その内容を一冊に再編集し、あらゆるスタイルの描き文字、計2,111作品を網羅した復刻版(2013年)の新装版。
再刊にあたってレタリングの基礎を解説する付録ページを新規収録した。

掲載作品すべてに作品番号と描くときの注意点が記されており、レタリングのノウハウ本として、またクライアントとイメージを共有するための見本帳として役立つ。
デザイン、出版、広告業界にかかわる人から文字ファンまで必携の一冊。

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Posted by ブクログ

手描き文字2100余りがズラリ。デザイナー稲田氏が生前手がけた、雑誌、広告、飲み屋の看板などに使われていたと思われる手書き文字のサンプル集だ。ひとつひとつのレタリングに作者のコメントが載っており、使用した筆や描き方のコツが書かれているのだが、同じようにできるかどうかわからない。「丁寧にゆっくりと」「デッサンをしっかり」と添えられた文から、多忙な仕事の中にもプロ意識が垣間見える。
これだけの描き文字をオリジナルで作るというのは、途方もない作業だろう。どこか懐かしく、幼少の頃もどこかで目にした文字たちにノスタルジーを感じる。今ではあまり言われない「出血大サービス」「いがぐり頭の坊主」「ヤング」などの文言にも昭和という時代に思いを馳せる事ができる。
現代はワードでも入力すればそこそこのフォントがすぐに出てくる。商用されていたこれらの手書き文字は、筆やコンパスやホワイトでじっくりデザインされたものだ。絵と同じと言って良いくらい時間も手間もかかる。効率化と無縁の世界だが、こういった手仕事がどうにか残っていかないものかと、ここのところずっと思っている。

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

 たった一人の人がデザインしたとは思えない、様々な手描き文字のカタログ。
 とめ、はね、はらいのアレンジ、縦線や横線の太さや角度など、一つ一つアレンジが異なる。
 文字は50音全てがのっているわけではなく、数単語の文字と、その横にどこに気をつけるか、デザイン上のポイントが一言二言書かれている。
 道具の使い方などは載っていない。
 最後の方に、少しだけアイデアの出し方が載っているものの、ほんの僅かであり、この本は数々の手描き文字をひたすら浴びるための本なのだろう。
 
 

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2020年01月16日

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