あらすじ
【ご購入の前に】本電子書籍には、紙版収録の写真の一部が収録されておりません。あらかじめご了承ください。
ブータン国王の来日でがぜん盛り上がりを見せているブータン。本書では、そんな幸せの国に古くから伝わる「ことわざ」「格言」「言い伝え」を集めました。 ブータン国王の国会演説をはじめ、ブータン人の発言は、物資社会に生きる我々の想像を超えた心温まるものばかり。経済的に豊かではなくとも、心豊かに過ごせる秘密とは? ブータン人の笑顔の秘密が、この1冊に詰まっています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
先日、伊坂幸太郎のアヒルと鴨のコインロッカーを読んでブータンに興味を持った。そんな折にタイトルが目にとまった。
ブータン人に取材をして得た印象的な言葉や諺から、ブータン人の幸せに対する考え方を探っている。
家族や友達を大切にするブータン人の考え方の根底にあるのは仏教。功徳を積むことで極楽に行ける。良いことをすれば、巡り巡って自分に良いことが返ってくる。日本でも「親切は人の為ならず」という言葉があるけれど、ブータンの場合は良いことが返ってくるのは来世だったりして、結果を急がない点が特徴的だった。
温かくゆるい言葉にとても癒され、そして励まされた。
Posted by ブクログ
国民の9割以上が「幸せだ」と答えるブータン。「仕事」「恋愛・結婚」「家族」「人間関係」「心」「リーダー」のテーマごとにブータンの人たちの言葉が紹介されている。その言葉を読み進めると幸せな気持ちになれる。実際に、ちょっと気持ちがしんどいなと思いながら、本を開いてぱらぱらと読んでいると、いつのまにか、気持ちが穏やかになっていた。私も毎日を幸せに過ごすこと上手になりそう。
Posted by ブクログ
ブータンがなぜあんなにも幸福度の高い国なのか、ブータン人の言葉を集めて説明されています。
発展している国でもないのに、なぜそんなに幸せなんだろうと不思議に思っていました。内容も決して特別なことが書かれている訳ではありません。その背景にあるのはチベット仏教。「あなたが幸せなら、私も幸せです。」その精神が見事に全国民に根付いているんだなと思いました。日本で宗教というどどうも良いイメージがありませんが、ブータンの話を聞くと仏教が素晴らしいものに思えます。
日本はこんなに恵まれているのに、どうして現状に満足できないんだろう。自分も含めですが。より便利になっていってるけど、大事なものをどんどん忘れて行っている気がします。ブータン国には、いい意味で発展していかないで欲しい。
愛に溢れたブータン人。そんなブータン人から慕われている日本人もまた幸せだなと思います。