【感想・ネタバレ】異世界嫁ごはん ～最強の専業主夫に転職しました！～ 1のレビュー

九重七六八 / VM500

板前修業の旅の中、ある事件に巻き込まれて異世界に転生してしまった青年・伊達二徹。伯爵家の長男・ルウイとして生まれたのはいいけれど、王家のお家騒動に巻き込まれて実家が没落してしまう。そんな窮地を命からがら落ち延びて紆余曲折あった結果――幼馴染と結婚して“専業主夫”やってます！
愛するお嫁さんのニコールは、外でバリバリ働く軍人さん。普段はお堅い彼女だけど、二徹の愛と料理の前では甘々で可愛い“ニコちゃん”に!? 今日もお仕事で疲れて帰ってきたお嫁さんを癒すため、二徹は腕によりをかけて至高の一品を振る舞います。
さらには、お嫁さんの仕事の相談に乗ったり、街中のトラブルを解決したり、凶悪事件を防いだり（!?）と、“専業主夫”は大活躍!?
美味しいご飯にイチャラブ新婚生活と、ダブルで「ごちそうさま」な異世界“専業主夫”ファンタジー、アツアツのまま召し上がれ♪

[ブクログ · ★★★☆☆]

板前一家に生まれた二徹。
修業旅行の終盤、事件に巻き込まれたと思ったら、異世界に転生してた。
伯爵家の長男・ルウイとして生まれたが、王家のお家騒動で伯爵家は没落。家の再建はきっぱり諦め、幼馴染と結婚、専業主夫として愛妻を支えている。
妻のニコールは、軍人。腕利きで生真面目、小隊の隊長を務めてたが、男社会で侮られることもしばしば。
二徹はそんなニコールを得意な手料理と甘々な空気で癒す。

二徹には特殊な能力があり、普段は飄々と美味しい料理を作ることに邁進しているけれど、いざという時には颯爽とヒーローになる。
普段はかっこいい美女のニコールが二徹の前で可愛くなる様子も、それに内心悶える二徹、二人の関係も面白かった。
いろんな思惑が二人を巻き込んでいく。
けど、二徹の料理が美味しそう。
海外で暮らしたらこんな風に和食への思い入れが強くなるのかも、なんて。
改めて和食を丁寧に作ってみたくなった。