【感想・ネタバレ】言葉足らずな恋の話のレビュー

佐崎いま

恋愛小説家・宅間直記26歳…ゲイ。十日前、煮え切らない男とのドロ沼不倫に別れを告げた。今度誰かを好きになるときは、おれだけを見てくれるやつがいい。そう決意した日、マヌケな大学生と間違えて、新進気鋭の彫刻家と出逢う。なにを言ってもモゴモゴ…、世話を焼いてやるとテレテレするやつにハッキリしろと尻を叩きたくなりつつも、予想外に癒されていく―――。口下手な年下彫刻家と、失恋ばかりの恋愛小説家の不器用ロマンス。

[ブクログ · ★★★☆☆]

デビューコミックスでしたかー。表紙の絵の感じが好きだったので購入。初コミックスと思えば面白かったです。ところどころ強引な展開がありましたけど、総じてわりとかわいいかなと。
表題の二人はどっちもかわいかったですね～。言葉足らずな左と臆病な右。早とちり系の勘違いすれ違い話とかでした。
刑事の話は若干展開に力技具合を感じましたw 陸上の先輩後輩の話はわりと好きでした。まあ受が若干貞操観念の緩めな寂しがりやというはありましたが。
というわけで、次作出たらまた買ってみようかなー。ちなみにところどころ絵が異様につり目になるのが気になります。

[ブクログ · ★★★☆☆]

表題作は、口下手彫刻家×ツンデレ恋愛小説家の年下攻。

なんだろう、この攻(笑)
ワイルドでかっこいいのに、しゃべりはボソボソしているし、人見知りでビクビクしているし、ワンコ攻めではあるのですが、見た目が大型犬で中身は小型犬(笑)
たぶん、子供のような純粋さを持ち合わせているのでしょうね。
受も、ツンデレというよりは世話焼き女房(笑)みたい。出来上がってからは更に攻に対しても容赦ない。
ただ、この二人がくっついてから攻の恩師に紹介する話が、将来のことを考える二人との対比があって印象に残るエピソードでした。