あらすじ
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マンガと図解を駆使したシステム方式設計の入門書
新人SEとアプリケーションエンジニアにお薦め!
システム開発では「ITアーキテクト」と「アプリケーションエンジニア」の分業が進んでいます。分業は理にかなっていますが、最近では分業による弊害が指摘されてきました。アプリケーションエンジニアが方式設計(非機能要件を実現する基盤設計)について無知であるために、「性能が低い」「使いづらい」などの問題を引き起こすのです。
こうした問題をなくすには、すべてのSEが方式設計について理解することが望ましい。そこで本書では、新人SEやアプリケーションエンジニアを主な読者に想定し、画面設計とDB性能に関するシステム設計のポイントを解説しました。
本書の最大の特徴は、マンガと図解を駆使していることです。システム設計は抽象的でなかなか理解しづらい。また、教えるほうも「どのように教えればいいのかわからない」と頭を抱えることが少なくありません。だからこそ、図解が有効です。ぜひ本書でシステム方式設計の勘所をつかんでください。
ぜひ本書でシステム方式設計の勘所をつかんでください。
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Posted by ブクログ
OracleやSQLを使っている人はもちろん、私のような別のシステムでデータベースを設計構築している人も抽象化して読めばかなり参考になる。NRIの画面設計やデータベース設計のポイントが詰まっている、しかも分かりやすくまとめてあると考えると、とてつもなくコスパがいい。
中身は、アプリで問題発生→解決方法の解説というかなり実践的な内容。マンガや図が多く視覚的に理解できるので、最後まで難なく読める。
情報システムに配属されたばかりの頃購入したが、使用するのが対象システムでなかった上に当時は抽象化できるほどのシステムの知識もなくあまりよく分からなかった。しかし、今はこの本を参考にして設計するイメージがかなり持てるようになり、あの頃何も分からないなりにも買っておいてよかったなと思っている。
Posted by ブクログ
画面設計とDBパフォーマンスチューニングにおける
起こりがちな問題を漫画チックに分かりやすく書いた本。
子画面一つにとっても色々考慮が必要ですが、
それを分かりやすく表現してくれていて、
あっという間い読み終わってしまった。
ただ、ほとんどは知っている内容だったので、
新人さんとか初めてシステム設計を担当する方に
おススメかなと思いました。
【勉強になったこと】
・大量データを取得するときは、件数取得SQLと
データ取得SQLを分けて発行すること。
・モードレスで子画面を起動するときは、
セッション管理に気を付けること。
1つしかセッションが無いとデータが上書きされる。
全ての子画面につけるとOOMが起きる。
hiddenに入れると設計・開発が面倒。
更新系の子画面の場合は複数起動させない等の
設計考慮が必要。
・SQLの解析フェーズでは以下のことが行われる。
①SQLの解釈
②SQLの最適化
③実行計画の作成
④実行計画の決定
・インデックスが機能しないケース
①部分一致、後方一致
②前方一致だが絞り込み効果が少ない
③カーディナリティ(データ種類)が少ない
④NULL
⑤関数適用後
・バインドピーク問題を解消するためには、
動的SQLを検討すること。
・テーブル結合の種類
Nested Loop:
駆動表にて絞り込み、内部表を検索する
Merge Join:
件数絞り込みが難しい大量データを結合かつソート
Hash Join
件数絞り込みが難しい大量データを結合