【感想・ネタバレ】阪堺電車177号の追憶のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

関西の人、いや大阪人であっても梅田起点文化圏の人には、存在程度走っていても今一つメジャーじゃない、阪堺のチン電。その電鉄会社の中で85年間一線で走り続けた車両を擬人化して、沿線に関わる風景を短編小説とした作品集。
俺自身は梅田文化圏よりなんだけど、妻がばっちりチン電文化圏に生息しているんで、結婚してからは、この辺も詳しくなり、しっかり楽しませて頂きました。

そういう生い立ちの小説だから…いや、それ以上の部分で、ストーリーも思わせる趣旨も、伏線の張り方も、クライマックスも、時代選択も、あらゆる部分がローカルである。
例えれば関西ローカル時代の、上岡龍太郎が吼えまくってた時のナイトスクープ的なマニアックさ。
このマニアっくなローカルっぽさが、好きならきっとたまらんだろうと思うし、嫌いな人にはちょっと臭いんじゃないかなぁ。(俺は好き)

NHKBSで関西のみ、もしくはテレビ大阪でドラマ化してくれたら、きっと面白いと思う…いや、ラジオドラマの方がエエかもなぁ、NHK大阪かOBCで!

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2019年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大阪を走る阪堺電車177号は昭8年から平29年、85年の歴史を。昭8.4、昭20.6、昭34.9、昭45.5、平3.5、平24.7、平29.8の時代の節目節目の世相を電車、運転士、乗客の視点から綴る物語、連作短編集。昭8年、昭20年は想像の世界ですが、昭34年以降は、ああそんなことがあったなと時代を思い出しながら楽しみました。山本巧次「阪堺電車177号の追憶」、2017.9発行。

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2023年05月17日

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