【感想・ネタバレ】なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?のレビュー

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Posted by ブクログ

簿記会計の成り立ちがSF風に描かれ、簿記のことを主人公以外知らないという世界のため、非常にざっくりながら腑に落ちるようになっていると感じました。明治時代の世界観のため、時代特有の表現に難しいところがあるものの、全体的に初心者でも分かりやすい内容だと思います。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

一晩で読んじゃいました。
「簿記を勉強・復習したい人にオススメの本」という触れ込みで購入。分かりやすくて一気読み。『複式簿記の存在しない世界』に簿記を落とし込んでいく過程が、“簿記をほぼほぼ忘れてしまった自分”に見事に落とし込んでくれた。
なぜそれが必要か、なぜ効果的か、その問題点。
社会が変化して成長してやや腐敗していき、それに対応して仕訳も変わっていく。
粉飾決算の話をストーリーに盛り込むために、現代ではアイドルの主人公が男どもを惹きつけすぎて教授だった社長が粉飾決算までしてしまう、というストーリーも絶妙で、、笑
これなら頭に入ってくるわ…必要になったらまた読もう。買ってよかった。


最後に、衛藤美彩って誰や聡明な感じだな〜って思ってググったら、源田壮亮の奥さんやんけ!
(だからどうとでもないけど)

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

○いまの会社の基礎は簿記。簿記を勉強する導入になり得て、簿記を勉強した後の振り返りにもたぶんうってつけ
乃木坂46の衛藤美彩が、大正あたりの世界にタイムスリップして、「複式簿記」の仕組みを広めていく物語。
簿記には単式と複式とあり、単式では把握しきれなかったお金の動きや、取引先との関係をより正確に記録できるという利点がある(ということがこの本を読んでとりあえずわかった)。
複式は左右でお金の行き来を管理することもそうだが、複数の帳簿を使い、よりお金の行き場を鮮明にすることができるのだ。その中で、固定資産や費用は複数年で発生するのであれば複数年にわたる仕分けが可能になり、より長期的な目線での事業運営が可能になるのだという。

左と右、借方と貸方の考え方は、サラリーマンをやっていてかつ経営資料を見ることが多い立場にいる自分にとってそろそろ慣れないのはヤバい気がしているのだが、仕分けのタイミングや方法だけが感覚的につかめただけでも大きいと感じている。
そういう点では、これから上司になり経営資料を見ることが多くなるような人が簿記の資格を取る機会があるときの事前学習に、または簿記の勉強をしていてわかりにくかった時に、このストーリー仕立てで柔らかく学べるのはとてもよいことだろうと思います。

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2016年12月07日

Posted by ブクログ

簿記の知識がまるでない状態で読んでみました。
最初は簿記ってこういうものなのね!と思いながら読めたのですが、途中から他の参考書がないとおそらく理解できない内容になったかなぁ…と思います。
ですが、簿記の基本的な考えを知れて為になりました。

また、ストーリー仕立てなのですが、その話の流れがちょっと最終的にどろどろ&なにも解決せずに終わってしまいます。
様々な複式簿記の内容や、複式簿記が発明されたことによる大幅な経済の変化を描くには必要だったのかもしれません。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

公認会計士の澤昭人氏と乃木坂46の衛藤美彩氏の2人が複式簿記のないパラレルワールドで複式簿記の基本的な知識から本質に至るまでをストーリー形式で書いた一冊。

本書を読んで、簿記の基本的な知識はもちろんのこと複式簿記のない世界で導入していくとどのように変わるのかということが物語のなかで理解できるように工夫されており、非常に面白さを感じました。また、読み進めるにつれて複式簿記の簡潔明解で、事実が明瞭になる本質的な素晴らしさだけでなく、不正会計やクリーン・サープラス関係に関する問題なども提起されていて入門書としてだけでない側面が本書にあることも好感が持てました。
また、ROEなどの財務諸表からみえる経営指標やIRなど経営に関する用語についても書かれているところも多くありましたが、巻末に索引があれば復習の効果があがるのにと感じました。

明治時代の世界観のパラレルワールドで繰り広げられる会計を巡る様々な事件から簿記のこと、経営のこと、資本主義経済への転換のことなど色々なことの知識を得ることのできた一冊でした。

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2017年07月04日

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