【感想・ネタバレ】性少年とプラトニック少女のレビュー

明日央

「声、こらえないと聞かれちゃうよ」昼下がりの保健室、彼氏と体の関係は持ちたくない高校２年生、麻生の耳に届いたのは、同じ学年の永田とセフレのラブシーンだった。冷めた目をして不思議な魅力を放つ彼は、体の関係でしか女の子を信じられないらしい。
「すごい抱きたい」……迫ってくる永田に惹かれながらも、踏み切れない麻生。繰り返しの拒絶も気にしていない風の永田だったけど、彼には恋に本気になれないある心の傷があった――。

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高校生の恋愛だねって流すのは簡単。
流しきれない人間臭さとか、結局みんなと同じように落ちて(？)しまう主人公のやるせなさが刺さる。

私はすごく好きです。