あらすじ
世にニ十冊しか存在しない奇書『眼球蠱聞(がんきゅうこぶん)』。その物語をなぞるかのように、博多区連続通り魔事件が発生する。捜査官の花霞紅莉(はながすみ あかり)は、見た目は小柄な新人刑事ながら、他人の仕草から嘘を見抜く能力があった。コンビを組む、切れ者ながら昼行灯の捌津茅晋助(はつがや しんすけ)と容疑者である高校生の自宅を訪れると、事件の鍵を握ると思われる『眼球蠱聞』と大量の人形を発見する。事件の真相に迫る二人は、日本庭園「仙願亭(せんがんてい)」に潜む、人形に纏わる怪異に蝕まれて行き……。
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Posted by ブクログ
シリーズって銘打ってるけど、シリーズ化するの?息のあったコンビっぷりが好きだったけど、あんななっちゃったし…。紅莉1人では物足りないなぁ。それにしても後味が悪い。
Posted by ブクログ
妙な事件があり、容疑者の家を訪ねれば
事件をなぞるような本があった。
本が先、なのですがw
語られている『彼』の心境と、事件を追う二人の刑事。
一体『彼』は誰なのか。
どういう状況なのか。
『彼』に該当しそうなのは当然…と思って読んでいると
もしかしてこっち? あっち? と、人物の特定が
困難になって、あやふやになってきます。
さらには、驚きの現実、というのもありますが
再婚、子供、ときたら、うっかりの思い込みは…。
なかなかに、思い込みを捨てて
全ての可能性を考えないと、きついです。
犯人を捜すミステリーというわけではないので
そこはもう、騙されながら読んだ方がいいですが。