【感想・ネタバレ】ピアリスのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年03月28日

おもしろかった。
昔の萩尾望都漫画が好きだし、彼女の描くSF作品も好きだけど、文章でもおもしろかった。
SFなので、絵ではなく文だと難しいのかなと思っていたら、全然そんなことはなく、むしろ一気に読んでしまった。キャラクターも魅力的だし、SFではあるのだけれど、どこか今に通じるからだろうか。
未完なの...続きを読むが残念。ぜひ、続きを書いてほしい。

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Posted by ブクログ 2018年09月27日

好き……もっとゆっくり読めばよかった……。
苦しい物語が読みたくて読んだけど、すごく苦しい物語だった。
四篇に区切られながら、一冊を通して、ゆっくり、ゆっくり、絶望が深まっていく感じ。
だけど、少年少女たちの間にきらめく鋭い痛みとか激しさもどんどん光度を増して、救われない子供たちの美しさが際立ってき...続きを読むて、なんか、やっぱり苦しかった。

まとまったかんじは無いけど、続きはいらない。だけど、小説ももう書かないってことなのかな?音楽の在りても良かったし、もっと読みたい、です……

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Posted by ブクログ 2021年09月28日

 発売時に購入、第3章の途中まで読んで挫折。主人公の一人ユーロが酷い目に遭ったことしか記憶に無いので最初から読み返す。
 萩尾SFにはほぼ例外なく「生殖」がからむ。第2章の初めでそれを再確認する。
 イラストを楽しみに読み進んでいたら、未完。
 萩尾望都の盛名があってこそ書籍化に漕ぎ着けたのだろう。

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Posted by ブクログ 2019年11月27日

漫画家の萩尾望都が別名義で25年くらい前に雑誌連載したSF小説。当時は作者の正体は隠していたそうで、挿絵のみ萩尾望都によるものとされていたらしいのです。

故郷のアムルー星の戦争から逃れるため双子のピアリスとユーロは、星の空港で生き別れとなってしまう。そのふたりの持つ能力過去を視る力と未来を視る力。...続きを読むそれを欲するものの手により攫われるユーロ。ピアリスの住む街を襲う謎の勢力。
物語の扉が開かれこれから面白い展開が待っていると思わされたところで、掲載誌の廃刊により中断されています。
巻末のインタビューでも続きを書く予定はないとのこと。恐らく書きたい核となるものをその後のまんが制作で消化してしまったのかではないかと。

風呂敷を広げ切る前に終えられた世界ですが、それだけでも充分に面白いのです。それは背景に大きな世界を感じるからでしょうか。
謂わば物語り世界に浸る心地好さを味わえる作品なのです。物語に没頭し終わらないがゆえに目覚めぬ夢の如き快楽を与えてくれます。

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Posted by ブクログ 2019年08月27日

住んでいた星が戦争になり難民として逃げる空港で生き別れになってしまった双子。SFな世界観も、作者本人による挿絵もとっても嬉しい。双子のそれぞれの人生を描くはずが、問題は未完だということ。4話書いたところで雑誌が廃刊になったらしい。4話だけでもそれなりの厚さがあるので、かなりの長編になったはずの話が、...続きを読む放り出されたままになっていて、とっても消化不良なので、なんとかしてほしいと切実に思う。

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Posted by ブクログ 2018年02月24日

まず、声を大にしていいたい。未完です! 未完ですよー、みなさん。せめて帯に書いておいて欲しかった(涙)

近所の本屋で見かけ、「萩尾望都の小説・ハードカバー・文芸の棚にポツンと1冊」という状況で、「この地域でこれを買う人は私しかいないでしょ!?」と勝手に使命感にかられて購入してしまいました。

面白...続きを読むかったです。一気読みでした。挿絵が多いこともありますが、文章だけでも望都さまの絵が浮かんでくる。なぜか、コマ割りまでイメージできるという不思議。

そして、第4章を読み始めたところで「あれ、このペースだと終わらないよね……」と気づき(←遅い)、巻末インタビューで「雑誌廃刊のため、連載がとまった」と知ったときの衝撃!

インタビュアー「本書の出版後にファンから絶対(続きを書いてほしいと)言われると思います。」
望都さま「いやいや、そんなことはないです(笑)。」

……というやりとりが、ありますが、続き、読みたいです! もう気になってしょうがないです! せめて、帯に「未完」って書いといてほしいです!(滂沱)

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Posted by ブクログ 2018年01月23日

うう未完…。というかこれでは導入部ではないか。やっぱり漫画で読みたいなあ、完結編で。20年前の作品、萩尾望都SF、おもしろさはもちろんだけど、差別と戦争と暴力のテーマについて、いろいろ胸に迫る。「弱さは恐怖に、恐怖が怒りに、怒りが暴力になるのだ。」「あたしたちは、怒りと暴力の世界に生き続けるしかない...続きを読むのだろうか。」

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Posted by ブクログ 2017年12月24日

未完だよね。
もう書く気はないっていうけど、これからユーリとピアリスが再会して、というところを書いてくれなくちゃ、
続きが読みたい!

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Posted by ブクログ 2017年09月05日

萩尾望都さんが20年前に別名義で書いた小説。
当時の連載での萩尾望都さんのイラストもたっぷりで、話もすごく面白い。
が・・・・未完とはーー!未完とは知らずに読んだので大ショックです。完結の予定もないとか。。。
書籍化するなら完結させてからにしていただきたかったなあ・・・・それより
やっぱりマンガで読...続きを読むみたいー!

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Posted by ブクログ 2017年09月01日

未来を視るユーロと過去を視るピアリスの双子の物語.故郷のアムルーでは戦争が続き難民となった二人は5歳の時に離ればなれになる.それぞれがそれぞれの運命を背負って何かが動き出した.というところで,,これで終わるのですか?とてもショック!

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Posted by ブクログ 2023年11月15日

設定は面白かったけど、未完という事で星3。未完ならなぜ刊行したんだろう。続きが気になるので、書いて頂ければ。文章が苦手だと言っていましたが、読みやすくて良かったです。

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

萩尾望都先生の未完の SF小説。萩尾望都さんを“先生”と呼ぶのは、私たちの世代に大きな影響を与えた漫画家だからだ。この作品は1994年〜95年にかけて角川書店で発行したアニメ雑誌『The Sneaker Special』で発表した作品をまとめたもの。ユーロとピアリスという引き裂かれてしまった双子の姉...続きを読む妹が住む異世界。どちらの世界も崩れていく。過酷な 情勢に巻き込まれながら心身ともに傷ついていく二人。しかしその行く末は未完のまま終わる。雑誌が廃刊してしまったので、と あとがきに書いてあった。『バルバラ異界』に通じるものがあるテーマ。萩尾望都ファンならその世界観はすぐに理解できる。が、萩尾望都に興味がない世代は何これ? と思う作品 かもしれない。
萩尾望都のコアなファンにお勧めです。

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Posted by ブクログ 2019年12月18日

1994-95『The Sneaker Special』連載、木下司名義での未完のSF小説。5歳の時、国を追われて別の星の収容所にたどりつき、離れ離れになった双子の兄妹。未来を見る兄は修道院で育ち、過去を見る妹は最低レベルの島で育つ。

時間的に全然無理だからまだ当分は描けないよ、ネタだけはじゃらじ...続きを読むゃらと、先の決まらないネタがいろいろありますので…って、マンガ家ってなんてすごいんだ。

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Posted by ブクログ 2019年05月14日

萩尾氏の紡ぎだす世界は本当に独特で素敵。頭の中がどうなっているのか知りたい。
ただ途中で終わっているのが残念。続きが読みたいです。
小説もマンガと同じくらいの水準だと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月16日

マンガ家が書いたイマイチの小説か(個人的感想)

「木下司」名義で書いた小説 

月刊誌に連載 4号で廃刊 以後未完のまま 掲載当時のイラストも掲載

作者は優れたストーリーテラーだと思うが、マンガと違って絵がない分を文字で描写しなければならない

本人もあとがきで書いているが、むずかしい

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