【感想・ネタバレ】東大卒貧困ワーカーのレビュー

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Posted by ブクログ

中高年の非正規雇用者の悲惨さに暗澹たる思いがする。明るい老後など、どこに転がっているのだろうか。そして、若者の非正規労働もまた厳しい状況にあるのだから、日本は何処へ向かっているのか。大変なことになっている。

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2018年05月21日

Posted by ブクログ

内容です。
序章 働けば働くほど不幸になる
第1章 成長企業の不都合な舞台裏
第2章 労働差別は企業のリスク
第3章 「3か月間無給」のカラクリ
第4章 薄氷の上を歩く正社員
第5章 「中高年はオモテに出すな」作戦
第6章 効率悪くてあたりまえ
第7章 おもてなし地獄
第8章 教育されず、マニュアルもなく
第9章 生活保護に追いつけない
第10章 本当に高齢者は「使えない」のか
終章 働き方改革への提言
    ――貧乏雇用はなぜ統計に現れないのか
ということです。
東大卒で、介護退職をよぎなくされた元アナウンサーの筆者が、日本の最前線の派遣労働現場で見た、奴隷労働にも等しい「派遣・非正規」の実態が克明に描かれている。
一国の総理大臣がよく口にする「法治国家」それは、ここではまったく機能していません(涙)。
改悪に次ぐ改悪で、労働三法を理解していただけの労働官僚が非正規労働者を守ろうにも守れないし、財界の顔色を伺う労働省の体質もあり、先進諸国では考えられない人材派遣業界が牛耳る人材マッチングの世界と、人材こそがその国の将来を担うものであるという考え方からすると、日本の将来は危ういのです。
ましては、膨大な非正規雇用者の個人情報を保有する人材派遣企業は、彼らを食い物にして利益を貪っている。そのことの矛盾を指摘できない労働行政、ほんと日本の行く末が心配となってきます。
現状のパラダイムが続けば、埋もれる有能な人材が生かされないままであり、そんなことにはだれもしたくないモラルハザードを起きてしまうということが増加してしまうでしょう。
企業も内部留保400兆円となった時代です。普通の労働者が安心して働ける「場」を再構築していくため、そのお金を生かしてほしいものです。
安易に人材派遣業を儲けさせることなく(怒)

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2017年09月06日

Posted by ブクログ

以前『中高年ブラック派遣』で接した中沢彰吾さんの本と知らずに再び手にしましたが、相変わらずの非正規や派遣に対する劣悪な労働環境を告発する内容。
冷静な筆致で伝わる部分はありますが、これだけの状況に身を置きながらも解決策を明示しないでいられるのが不思議です。

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2017年11月30日

Posted by ブクログ

東大卒の作者が、勤務先を辞め、非正規勤務を体験するレポかと思ったら違って、立場はそうなんだが、非正規業界の問題を幅広に訴える内容。

読んでると怖くなるというか、不安になるというか。私自身もそうなりかねない年齢になってきたし。
こういうことって、殆ど報道されてない。
どんな問題であれ、考えるには正確な情報が必要だということも改めて考える。
マジに日本という国はどうなるんだろう。

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2017年10月30日

購入済み

内容は、薄いです

 タイトルを読むと、「東京大学を卒業したが、現在貧困ワーカーになっている人々」に対する取材だと思ったのですが、単に東京大学卒の筆者が、非正規の職を転々とし、その際に思ったことを書いているだけの内容です。

 東大を出ていようが、一度非正規社員になると、正社員に戻れないというのは、以前から当たり前にように言われていることであり、正直、内容は薄いです。

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2017年07月08日

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