あらすじ
ECの急拡大に経営立て直しを迫られるヤマト運輸と三越伊勢丹。
アマゾンの猛攻に日本企業は耐えられるか?
業界の両雄のつまずきを手がかりに、今後の流通のあり方を大胆に予測する刺激的な経済文化論! !
★宅急便崩壊の要因は、「時間意識の激変」!
本書では、“ネットで買えても欲しい時に届かない”という宅配崩壊の理由を、消費者の時間意識が変化し、
「些末な用事に居合わせたくない『同時性の解消』が起こっている」という視点から読み解きます。
★業界分析の第一人者が、小売り・物流界激震のワケを「逆転の発想」で解き明かす!
これからは、荷物が届くのをじっと待つのではなく、自販機や郵便ポストのように設置される近所の宅配ボックスに
取りに行く時代がやってくる……と、著者独自のリサーチ・分析力を駆使して、目からウロコの解決策を提示します。
★今後の流通・消費行動がよくわかる新時代の必読書!
アマゾンなどの最新動向とそれに伴うライフスタイル変化を予測し、働き方を考えたい人から
企画立案のヒントを探している人まで、幅広く思考の道しるべとなる一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルになっている宅配の未来だけでなく、自分たちのこれからの未来の時間や空間の使い方について描かれており、ワクワクしながら読めました。
面白かったです。
Posted by ブクログ
時間資本主義では「動く」ことが重要になる。
それにより、人間の分類も変化する。
第1象限 ネオ・エリート
第2象限 ファーブル型人間
第3象限 引きこもり型人間
第4象限 伝統的エリート
ネオ・エリートを許容する社会構築が必要。
Posted by ブクログ
宅配便における「受け取り」の問題を端緒に、様々な現代のサービス業の同時性解消の流れの解説、将来の展望。
著者はスマホの登場を「農耕革命以降、特定の何かに縛り付けられた時間からの解放が可能となった」と語るが、却ってスマホに縛り付けられているとも思われるような。
Posted by ブクログ
昨今多数出版されているIoTとかAIとかシェアリングエコノミー等に纏わるビジネス書籍の中では優しく解りやすく、それでいて「へ~すっごーい!」感を損なっていない素敵な1冊だと思いました。…と云う感想からしてタイトルが的外れなんじゃないかとか思ってしまいましたが、いやいや。タイトルに惹かれて手にしたものですから、それはそれで成功しているんじゃないかと。
タイトルにある宅配についての問題解決への提案も、面白いと思いました。
他の方も感想に書かれていらっしゃいますが、カラオケボックスやカーシェアリングの使用方法が、認知していたモノと今はだいぶ違う事にビックリしました。
あと、トイレを登録して云々も面白いなあと。(でも実際、お腹痛めたリーマンがピンポン連打でトイレ借りますって来たら怯んでしまうと思う…)
Posted by ブクログ
ネットショッピングが爆発的に進歩した。いつでも簡単に注文できるようになった。送料無料も当たり前になった。モノの動きの最後だけ人海戦術。追いつけない。全ての家に宅配ボックスがあれば、配達する人はラクなのに。せめて、3分の1ぐらいあればなあ。
Posted by ブクログ
"選択""購入""受取り"というプロセスにおいて、いまだ"同時性解消"がされていないのは"受取り"。
消費者にとって、受取りの同時性解消は、時間の節約だけでなく、本来的には、節約した時間を使って別の何かを創造することを意味する。
そして、その創造は同時性により活性化する、というところが興味深い。
Posted by ブクログ
・自動販売機→宅配ボックスへ。
・カーシェアリングの空間を細切れ私用時間に利用。
・カフェで仕事よりもコワーキングスペースの簡易利用
・高まっているのは時間価値である。
なるほど
なるほどと思う部分も多く、今後の働き方や自分の置かれる環境について考えさせられます。
ただ、構成の問題なのか、多少の中だるみを感じてしまいました。
そこだけが少し読みにくさを感じさせます。