感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
以下メモ
・企業というのは良くも悪くもゲマインシャフト(自然共同体)的なムラ社会、その中で最も評価されるスキルというのは内部調整能力。
・組織が巨大であればあるほど、外敵と戦っているという感覚は鈍くなる。トップに登りつめた人=内部調整力に長けた人、しかしそれでは外敵と戦えない。
・ゲマインシャフト社会の中、とりわけ順調そうに見える集団の中では、どんなに優秀な人間であっても、ピーターの法則が言っているように、無能レベルに近づいていく。
・トーナメント制エリートは、負けを知らない。
◎経営者は絶対に責任をとれない。責任をとれないくらい重い責任がある。人は失業したり、病気になったり、明日のことなんて誰にもわからない。だれであっても、せいぜい出来ることは、自分と関わりをもってよかったと思ってもらえるように、全力を尽くすことだけ。
・なぜ戦略的合理判断がぶれてくるのかというと、それは人間の弱さの問題。内外からものすごく叩かれるし聞くも涙語るも涙の話がたくさん出てくる。人間は生身だから、自分の良心が痛む。そういう状況に立たされたとき、どうしても判断は間違った方向に振れていく。
・3日間くらい、寝不足続きに考えたとしても間違いない判断が出せるようでなければ、経営者とはいえない。〜異常発生事態のとき、年齢からくる粘りのない体での、”判断の間違い”が企業を破滅させた例を多く知っている。
・責任が問われない20代から30代前半は、負け戦をたくさんやれ。
この時期に「ここでこう、うまく勝ちゲームにして、ここでリターンを取って」というような計算をするのは一番いけない。大きな仕事ができる人間に育たない。
・30代半ばまでは、自分がした体験から何を養分として吸収したかのほうが、見せかけの数字よりもはるかに重要。
ビジネスの世界では35歳までは所詮ガキ。一過性のものとしか評価されていない。
35歳までに築いたものは、たいていは確固たる基盤ではない。むしろその浮き沈みの中で何を学んだか。だからエリートコースではダメ。ゲーム自体も比較的勝率の高いゲームだから。
・若手が、あの人の下でだけは働きたくない、というのは馬鹿の骨頂。大変そうな上司の下にいた方が長期的に見るとおいしい。
途中