【感想・ネタバレ】レッド・クイーンのレビュー

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Posted by ブクログ

なんじゃこりゃ!続きを!続きを!早く!!!!メアちゃんがんばれ!稲妻娘がんばれ!

で、次はいつ出るの!!??

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2017年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!人間がシルバーとレッドに分けられた階級社会で、下層民のレッドの少女、メアの運命が大きく変わる出来事が起こって…
アメコミっぽい展開もありつつ、ちょっとロマンスっぽくもあり、独特な世界観に惹き込まれました。ジャンルはYAなSFという感じ。(日本の小説ではあんまり見ないジャンルな気がする。)

これは続編あるでしょーと思って後書きを読んだらやっぱり本国では刊行されてるみたいなので、翻訳が楽しみです。

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2018年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2015年に発売されるやいなや、
NYタイムズのベストセラーリスト初登場1位を獲得、
読者投票によって選出されるGoodreads Choice Awardsにおいては新人賞を受賞し、
すでに映画化も内定済みで、
全世界37カ国で刊行されるに至った話題作。

普段は話題作やベストセラーには興味がない僕だけど、
これは書店で行きずりの一目惚れ。
真っ赤な表紙の血を流す少女にまんまとヤラれたのだ(笑)

翻訳小説は訳者との相性もあるので
読むまでは不安だったが、
コレは冒頭からグイグイ引き込まれた。

それにしても、不確かな現実世界と比べ
この物語の強度よ。
海外の小説を読んで思うのは、
良作には半端ない熱量が込められた作品が多いということだ。
この小説も同じく。
心に食い込んでくる波動やエモーション、
小説の飛翔力が違うのだ。


優れた能力を持つ、支配階級『シルバー』が
力を持たない奴隷階級『レッド』を支配するとある国。
主人公は貧しい村で家族と暮らす17歳の少女メア。
ある日、メアは不思議な力に目覚める。
それは奴隷階級の『レッド』が決して持つはずのない、支配階級『シルバー』の力だったのだ。
メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、
命と引き換えに名前と自由を奪われ、
“行方不明になっていたシルバーの王女”に仕立て上げられてしまう。
宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、
冷酷な国王と魅力的な二人の王子。
奴隷として生まれた赤の女王、メアの運命は…。

というストーリー。

まぁ、要約すれば、
貧民街で育った少女が瞬く間に王子の婚約者となる
絵に描いたようなシンデレラストーリーなのだけど、
『シルバー』という特殊な能力を持った特権階級での生活が主となるだけに
アメコミばりの異能力を使ったバトルシーンがふんだんに織り込まれ、
ただのメロドラマでは終わらない。


言語による世界の更新という意味でいうと、
詩歌は破壊。
小説とは『世界の構築』だ。

この小説もまた、圧倒的なリアリティで
新しい世界そのものを描いている。

『レッド』という貧民たちが暮らす世界や
愛するものすべてから引き離され、
赤の他人に成り済ませと無理強いされ、
これから一生、嘘をつき続けて
『シルバー』の世界で生きなくてはいけないメアの気持ちを考えると
本当に胸が締めつけられる。
しかもシルバーの世界でメアの素性を知る者は限られていて、
バレることは即、死をあらわす。


人の頭に入り込み、考えを読み、
心を操ることができる能力を持つウィスパーや、
意志の力ひとつで、
建物全体を動かせる能力を持つテルキー、
固い石像を一撃のもとに破壊できる能力、ストロングアーム、
木々を意のままに操る能力、グリーンワーデン、
手に触れたものをなんでも爆破することができる能力、オブリビオンなど
異能力者たちの派手なバトルシーンとともに
レッドであるメアと
シルバーである上流階級との手に汗握る心理戦が
この小説のいちばんの読みどころだ。


テンポよく転がる予測不可能なストーリー、

どんな困難にも決してあきらめたりしない主人公の少女メアを筆頭に
冷酷な国王のタイベリアス・カロア六世、
人の心を読む能力を持つ王妃、エラーラ、
心優しき第二王子のメイヴンと
逞しく勇敢な第一王子のカル、
カルの花嫁候補で、なにかとメアを目の敵にする
エヴァンジェリン・セイモス、
そして、メアの歴史の教師で
唯一、『シルバー』の中で
彼女の心の友となる老紳士、ジュリアン・ジェイコスなど、
魅力的なキャラ設定と

徹底してディテールにこだわることで
嘘にリアリティを持たせた世界観、

『裏切りファンタジー』の名の通り、
誰が誰を裏切るのか分からない全編にみなぎる緊迫感、

そして、二人の王子の間で繊細に揺れ動くメアの心情や葛藤も丁寧に描かれていて、
ページをめくる手が止められない後半の怒涛の展開も含め、
新人が書いたとは思えない筆力にも脱帽する。
(映画好きや海外小説好きなら設定や世界観に見に覚えがあるかもだが、ひと括りにはできない魅力があるし、安易なハッピーエンドでは終わらないところに好感を持った)


ファンタジーは子供のものと侮るなかれ。
社会経験を積んで大人になればなるほど、
ファンタジー小説に含まれる
「苦み」を楽しめるようになる。

大人だからこそ堪能できる
虐げられた者の『痛み』と『裏切り』を描いたファンタジー、
読むべきは、僕たち大人なのだ。

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2019年03月04日

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ジャケ買い。
最後から10ページあたり「お?お?」
最終ページ「…続くんかい!!!」
びっくりした。

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2018年03月15日

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ダークなシンデレラストーリーとバトルものが合わさって、一気に読めてしまう。誰が誰を裏切るかわからず、ヒロイン目線で読み進めた私は衝撃を受けた。続編が待ち遠しい

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2017年12月31日

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最下層の少女が、偶然王子様の目に止まり王宮に招かれる。現代のシンデレラストーリーと思ってはいけない。主人公メアは血脈の違いによる差別に晒され続け、能力に覚醒めてからも、それはなくなることはない。王位継承、レジスタンス、テロ、クーデター、様々な陰謀が混沌と渦巻く。ほぼメアの視点で紡がれる物語は、最近流行りの日本の小説の、日常の中の異常を描くのに対して、外に広がり続ける世界観が新鮮だ。メアはクイーンになりたいのだろうか? いや、彼女は世界を変えたいだけなのだろう。

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2017年08月12日

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書店にて表紙に一目惚れして購入しました。
ジェットコースターとか遊園地のアトラクションみたいにあっちでグラグラ、こっちでガタガタみたいな展開で読みごたえあって良かったのですが、でも最終的にはそっち行くんかーいという。
裏切りって本当ムカつく。

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2017年07月10日

Posted by ブクログ

血が銀色で異能を持つ支配階級のシルバーと、血は赤く奴隷階級のレッドが存在する世界。
少女メアはすりをして稼いでいたがレッドにも関わらず異能を発言することで王子の婚約者となり…。
シンデレラ、陰謀、恋愛、裏切り、戦闘と色々な要素が楽しめる作品でした。
しかし、ラストは当面の危機はしのいだが、問題てんこ盛りのまま次巻へ続くなので早めに次をお願いしたい。
表紙イラストは思わずジャケ買いしそうなほど素晴らしいです。戦うヒロインらしさがバッチリです。

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2017年04月16日

Posted by ブクログ

続き物だったのか……。
三部作らしく、どうなるのかすごく気になる終わり…!!ここから大きく動き出すのかなぁ。

後半は本当に読む手が止められなかった。続きいつ出るのかなぁ……。まだまだ気になることたくさんあるよー。

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2017年03月20日

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あらすじ(カバー)
貧しい村で家族と暮らす少女メアは、ある日、不思議な力に目覚める。それは奴隷階級の"レッド"が決して持つはずのない、支配階級"シルバー"の力だった。メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、命と引き換えに名前を奪われ、"行方不明になっていたシルバーの王女"に仕立て上げられてしまう。宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、冷酷な国王と二人の王子――果たしてメアの運命は。


奴隷生まれの少女が、王女になる――
帯のこの謳い文句を見た瞬間「あ、これは鉄板だろうな」とニヤリ。
600ページ近いボリュームも、その長さを感じさせない巧みなストーリー展開。それぞれの思惑が絡み合い、先の読めない人間関係。ともすれば読書のリズムが悪くなりそうな"シルバー"の持つ様々な能力もわかりやすく描かれており、読んでいてストレスを感じないのが素晴らしい。
そしてラスト。いくつもの伏線が回収されない終わり方にがっかり……。というか、ようやく長い長いプロローグが終了したかのように感じた。それもそのはず、どうやら三部作の一作目らしい。
間違いなくここから、さらに盛り上がるところなのに、続編を待つしかないのが歯がゆい。
なんとなく洋ドラっぽい印象も受けたが、これについては訳者あとがきにあるので省略。
"誰が誰を裏切るのか分からない"ので内容については触れないが、あらすじを読んで面白そうだと思った人にはオススメ。ただし、三部作ということを念頭に置いておかなければがっかりするかもしれない。

最後に、これは内容と直接関係はないが、表紙と扉絵のイラストが最高なのに対し、ラスト近くの挿絵は読者の中のイメージ像を崩すため、蛇足だったのではと感じた。

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2017年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「今日から人生の果てまで、あなたは嘘をつき続けるの。それができるかできないかに、命がかかっていると思いなさい、小さな稲妻娘」

中世風ファンタジーだと思ったら、テレビやバイクや飛行機が出てきて意表を突かれる。奴隷の少女が王女になる成り上がりものだが、主人公がテロリストであるため甘い展開はない。メアだけが電気を操る能力を持っており、その力で監視カメラや照明の電源を落とせるのはハッキングのようで楽しい。

シルバーになりすますため化粧を塗りたくるが、肌色はごまかせても目の充血や口の中を見られたらバレるのでは?と思った。それ以外にも、メアの正体を知っているはずのカルとメイヴンが特に理由もなくメアに惚れる。出血したら正体のバレるメアを能力者の戦闘訓練に参加させる。シルバーの戦闘能力が重要視される世界観なのに、銃や爆弾をレッドの技術者が製造している等、ご都合主義が目立ってモヤモヤ。

メイヴンは腹違いの兄憎しでレッドに味方していると思ったから、すべてテロリスト撲滅と玉座簒奪のための王妃の策略だったというラストは意外だった。ただ、謀略と裏切りを売りにするにはメイヴンのキャラは弱いと思う。結局はママの言いなりだし。カルとともに能力者と戦い、処刑場から脱出する場面は良い。従順で優しいだけのカルにあまり魅力を感じなかったので、弟に裏切られたことで次巻以降性格が変わってくれることを期待。

「あらすじ覚え書き」
赤い血が流れる奴隷階級レッドは、異能の力を持ち銀の血が流れるシルバーによって支配され、戦争や過酷な労働に駆り出されていた。レッドの少女メアは、レッドが持たないはずの電気を操る力を発現して憲兵に捕らえられる。レッドのテロリストに手を焼いていたエラーラ王妃は、メアをレッドに育てられたシルバーと偽り、第二王子メイヴンの婚約者とすることでレッドの反抗心を押さえようとする。テロリスト集団スカーレット・ガードと接触したメアは、そこにメイヴンの姿を見つけて驚く。

革命の準備を進めつつも、第一王子カルに惹かれていくメア。王国の中枢を攻撃したスカーレット・ガードだが、メイヴンの裏切りにより作戦は失敗。同じく王妃の罠に嵌められたカルは、国王殺しの汚名を着せられメアとともに首都から逃走する。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

冒険心がとめどなく溢れる一冊、ということで紹介された本。
確かに世界観が壮大で、設定も緻密かつリアルなので、ファンタジーだが世界観に自然に嵌り込める。
ただ、最初からシリーズにしようとしている感じがあり、色々な意味で最後は中途半端な終わり方だった。
続き物だったとしても、1冊で物語がある程度完結するようにしてほしい。

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2023年07月21日

Posted by ブクログ

ちょっとなろうにありそうな海外ファンタジーラノベ。
続編もあるのよね、とぐぐったら今は4冊目(上下巻)まで出てるらしい。

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2022年07月14日

Posted by ブクログ

貧しい村で家族と暮らす少女メアは、ある日、不思議な力に目覚める。
それは奴隷階級の"レッド"が消して持つはずのない、支配階級"シルバー"の力だった。
メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、命と引き換えに名前を奪われ、"行方不明になっていたシルバーの王女"に仕立て上げられてしまう。
宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、冷酷な国王と二人の王子。果たしてメアの運命は。
(あらすじより)

十二国記の新刊が待ち遠しくて、逆境から王座へ這い上がる女の子の話に期待して買った次第。

面白いけど消化不良かなぁ。

表紙からも中世ヨーロッパの科学レベルを想像してたけど、普通に車や液晶モニターや監視カメラや飛行機もあったりして科学レベルは高いらしい。
放射能もあるみたい。
なのにお城で舞踏会とかシルクのドレスとか出てきて世界観が掴めず、、、
細かい記述がないので上手くイメージを修正できなかった。

書きすぎてもくどいし、難しいもんですね。

主人公のメアも、シルバー達に嫌悪感を抱きつつ、割と簡単にイケメン王子達にドキドキしちゃっててモヤモヤした。

顔を合わせると吐き気がして、去り際には切なくなるってどんな心理状態?? 血液が銀色だったり、マーベル・コミック顔負けの超能力だったり期待できる要素はたくさん!

すでに3巻まで出てた!
罠にハマって逃走、レジスタンスの仲間入りの2巻!
仲間の身代わりで捕らえられ、拷問されちゃう3巻と続くようです!

拷問ってマジかよ!ひゃー

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2019年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定はとてもワクワクするけど、ちょっと中だるみというか、読んでて長い感じがした。
怪しすぎる第二王子が裏切る展開も読め過ぎて、長く感じてしまったのかな。
王様がわりとあっさり死んでしまったのには驚いたけど…。
今後のスカーレットガードはどうなっていくのか、カルとの関係はどうなっていくのか気になるので、2巻に期待したいなぁ。

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2019年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下層階級のメアは突然能力が目覚め、第二王子の婚約者になる。常々、奴隷階級であるレッドと支配階級のシルバーに不条理を感じながらも何も出来なかったメアは、特殊な力と王族の中に入り込んだ状況を活かして、革命集団と事を起していくのだが…。
 という設定は面白いのですが、人物の背景が描き切れていないように思います。キャラクターの魅力が伝わってこないのが残念です。それに陰謀渦巻く王家の中にいながら人を信用しすぎだし、王子が最後には自分を選ぶはずだという自信が分かりません。ヒロインには自分自身で立つ強い信念が欲しいなぁと思うのは私の理想です。
 一冊で完結するのかと思いきや、まだ続くようで、この先面白い展開になるよう望むばかりです。ヒロインのメアの成長を望みたいです。

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2018年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

我々は立ち上がる。朝日のように赤々(レッド)と!
絶対的権力に立ち向かう一人の少女の奮闘を描いたファンタジー。

世界の両極に存在するシルバーとレッド。
レッドに生まれついた者はシルバーに支配される「奴隷」になる運命にある。
貧しい村で暮らす少女メアはレッドとして生まれたのに、何故かシルバーしか持ち得ない特殊能力に目覚めてしまった。
そこからメアは過酷な運命に翻弄されることになる。

おとぎ話のようなシンデレラ・ストーリーかと思いきや、とんでもない。
自由を勝ち取るために体をはって戦い抜く。
嫉妬、欺き、裏切り…と最後まで気が抜けない展開。
ようやくラストに辿り着いたと思ったら、まだまだ戦いは続くらしい。

何が真実かではなく、人は何を信じるのか…。
信じた先に新しい夜明けが待っていることを願う。

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2017年08月27日

Posted by ブクログ

支配するものシルバー、支配されるものレッド。二つの階級に分かれた世界の人々は、互いに蔑みと憎しみを抱きながら近隣諸国と戦争に明け暮れていた。レッド生まれの18歳の少女メアは、シルバーの二人の王子の花嫁選び居合わせ、高い異能の力を見せつけたことから、第二王子メイヴンとの結婚を決められてしまう。しかし、メアは、支配者からの独立を叫ぶテロリスト集団<スカーレット・ガード>と手を結び、為政者との戦いを決意するのだった ・・・

本作品は、シンデレラストーリーに、超能力集団とのアメコミ的なバトルあり、三人の男性に心揺れる恋愛模様ありと様々な要素をぶっこんだ異世界ファンタジーである。どこかで見たことあるような設定であるし、主人公メアに力強い魅力を感じないせいか、読み進めながら途中、中だるみをしてしまった。

特にメイヴン、第一王子カル、幼なじみカイローンの間で気持ちを持て余すあたりは、げんなりである。本作品の対象とする年齢層は高くないのだろう。

後半途中まで、どうしても引っかかっしまう部分があり、低い評価をせざるを得なかったが、クライマックスは疑問を払拭しつつ手に汗握る展開を用意してくれていた。

訳者あとがきによると、本国アメリカでは三部作以降も続編が予定されているほどの人気だそうだが、次への期待を残す終わり方は成功していると思う。メアの心もとなさも、徐々に成長していくのだろうと考えれば、導入部としては良いのかもしれない。

登場人物が比較的多く、間を置くと混乱するため短期間で読むことをオススメしたい。ただ、次回作に手が出るかというと、どうだろう。

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2017年03月15日

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