【感想・ネタバレ】日本人を震撼させた 未解決事件71のレビュー

グループSKIT

戦後一貫して、日本における殺人事件の検挙率は95パーセント前後で推移し続けている。しかしこれは、少なくとも20件に1件の割合で、解決していない事件が存在するとも言えるのだ。真犯人たちは、今も何食わぬ顔で社会に潜んでいるのは、紛れもない事実。本書は、そんな殺人などの凶悪犯罪を中心に『国鉄三大事件』『3億円事件』から『世田谷一家惨殺事件』『島根女子大生死体遺棄事件』まで、戦後から現代にかけての未解決事件を71取り上げ、様々な角度から推理する。2010年4月の法改正で、殺人事件に関しては時効が廃止された。覚えている人がいる限り、事件は終わらない。このような事件が一刻も早く解決されるために、また同じような悲劇を繰り返さないためにも読んでおきたい、戦後犯罪史考。

[ブクログ · ★★★★★]

2chのまとめなどでよく未解決事件の話をよく読んでいるので知っているものが多かったです。
うまく要約されていてわかりやすいです。

時代に関わらず未解決事件は薄気味悪さを感じ、怖いです。
解決できるものなら早くして欲しい…。

[ブクログ · ★★★☆☆]

　時代を遡るにつれて冤罪事件の多いこと、多いこと。昔は警察って権威ある存在だったんだろうな。以前、足利事件のルポも読んだが、威厳なんてどうでもいいからわかってるなら真犯人捕まえてほしい。
　政治家絡みの事件はやっぱりきな臭い。秘書の自殺は自ら望んで選択したものでなく、グラスホッパーの鯨みたいな状況もあったりなかったりしたんだろうか。地元の未解決事件も載っており、思いの外猟奇的で怖かった。便槽怪死事件は他殺なんだろうけど、本当に不思議。

[ブクログ · ★★★☆☆]

この本に載っているほとんどの事件が猟奇的であり、犯人の身勝手な行動や思考により被害者が巻き込まれた悲惨な事件ばかりである。2000年代に起こった事件は記憶に新しい。小さい頃の事件は衝撃的なものは頭に残っている。生まれる前の事件はネットで知ったものなどもあった。被害者のためにも早く解決してほしい。