あらすじ

幼なじみの小太郎は匂いにとても敏感で、乗り物、体臭、芳香剤…苦手な匂いが山ほどあるし、女子の匂いなんてもってのほか。チビの頃から小太郎の面倒を見てきた俺にとって、小太郎が「興ちゃ～ん」と情けない声を出して泣きついてくるのはもはや日課で、小太郎が俺よりデカくなった今もそれは変わらない。ところがある日、小太郎が「興ちゃんの匂いは好き。俺、興ちゃんに触りたい」と抱きついてきて…!!?

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Posted by ブクログ

匂いに敏感で体調を崩しやすい小太郎と、小さい頃から小太郎の面倒を見て傍にいた興ちゃん。
｢傍にいる理由｣があるのは良い事もあれば、その理由が無くなれば傍にいる必要も無いわけで。
｢理由｣って難しいな。と思いました。
ともあれ大型ワンコのようで繊細な小太郎が可愛く、絆されたりしつつも小太郎が好きな興ちゃんがどんどんスパダリ感出てくるのも良き。好きな子を甘やかす描写も最高。
峰島先生の作品でDKはあまり読んだことがありませんでしたが等身大で可愛いです。
そして別作、ヘルプお願いの同期コンビ。思慮深いヒロ（その割にキレやすい）と感覚と勢いで動く裕。
相変わらず攻め様がドツボにハマるほど考え込むのと心情たっぷりの苦悩が格好いいです。それを打ち砕く裕、素晴らしい。
悩んだ分だけこちらも焦らされ(笑)最終的なラブラブが｢甘ーい！！｣って叫びたくなります。
危うく初夜が力づくになりそうでしたけど(笑)峰島先生の言葉のチョイス大好きです。