あらすじ
グローバル・ビジネスの状況を表すキーワードとして最近、VUCA(不安定性、不確実性、複雑性、曖昧性)という言葉が使われるようになりました。もともと軍事用語として戦争や戦闘状態を表したこの言葉が、今日のビジネスの状況を言い表しているとすれば、経営をリードする経営幹部の責任は重大です。
ですが、日本企業の経営幹部を見てみると本来持つ「良さ」を十分に発揮できておらず、また企業が扱う製品やサービス、生産拠点は海外展開しているものの、肝心の経営人材がグローバル化とはほど遠いレベルにとどまり続けているのが現実です。
こうした現状認識を踏まえ、世界最高のリーダー育成機関として世界中の経営者に知られるGE「クロトンビル」に所属していた著者が、リーダーシップという切り口から日本企業における経営幹部たちに見られる問題とその原因を捉え直し、その対処法を具体的に提案します。
なお、本書では経営幹部としてリーダーシップを発揮するために必要なスキルのみならず、経営幹部として「どうあるべきか」という点、特にマインドセット(心構え)について踏み込んで提示しています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うわぁ…(*´▽`*)
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日本企業の幹部は、「自分はもう完成された人間だ」と思いがちで、新しい知識を得ること、新しい人間関係を築くことに前向きではない。
Posted by ブクログ
GEのリーダー育成プログラムに置いて、何を大切にしているかのまとめ。
・何をするかの前にどうあるべきか
・幹部の大切な役割は意思決定だけではない。なすべきことに優先順位をつけてスケジュールを組むこと。ここまでできない幹部が多すぎる
・良いお手本と悪いお手本の議論をさせると正しい方向について肚落ちさせやすい
・文化や風土、ミッションを特定、もしくは浸透を図る際にもっとも簡単なのは「よく聞かれる言葉、見られる行動」を集める事。グロース、パフォーマンス、コミットメント、スピードなどの言葉が自然とでているかをチェックすべし
・幹部らしい外的動きをとっているかは厳しくチェックする。顔の表情、きびきび堂々とした動き、背筋、アイコンタクト、小綺麗な恰好をしていて身だしなみを気を付けているかなど。