【感想・ネタバレ】デモンズパーティーのレビュー

吉村夜 / 智弘カイ

近未来。荒廃した都市を舞台に、悪を倒す巨悪「グレーターデーモン」が繰り広げる殺戮と狂乱の饗宴「デモンズパーティー」。そこで潜入捜査官・高峰倫が目撃したものとは――！？

[ブクログ · ★★★★☆]

悪徳がはびこる都市にて『正義』に就いている主人公。
潜入捜査を命じられ、行ってみたそこは殺人者ばかり。

快楽でしているわけではない、のがミソでしょうか？
倒したら倒しただけ、賞金が入るので
これはこれで立派な職業？
そもそもここまで広がっていると、結構目立つような。
姿が目立つので、案外顔が分かり辛い？

基本命じられて潜入して…の数時間がメインですが
これは濃い時間です。
よくまぁ怪しまれないな、と思ったら…でしたけれど。
ここまで調べたのだから、この終わりはあり、という
すごい最後になってますけど、主人公としては
目的を果たせて幸せ、かと。
たどたどしくやっているのが、ものすごく初々しいわ
積年のものを果たしている感じがするわ、で
頑張りました、と言いたくなる感じでした。

が、あちらの最後というか落ちというか…。
これどうするつもり？　と聞きたい最後でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

勧善懲悪で勧善してない話。
ピカレスクという雰囲気ではなく、もっとスプラッタ。
まあ、作者が悪乗りして書いた感の強い作品ではあった。

ヒロインが強化されたのが最後あたりだし、獅子身中はいるので続きはするでしょうが。
買う、かも。