【感想・ネタバレ】世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書 ~グローバルなチャレンジを成功させるOSの作り方のレビュー

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Posted by ブクログ

プロジェクトマネジメントをストーリー仕立てで紹介した本。基本的な事柄が抑えられていて良かった。2次元での進捗共有など、ちょっと面白い取り組みなどが紹介されていた。

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2021年01月05日

Posted by ブクログ

プロジェクトマネジメントの実践の本。
プロジェクトマネジメントの本を過去にも読んだことがあるが、実践するには難しい内容が多く、知識は得られたもののどこか他人事のような感覚を持ったものだった。
本書は「知識だけではなく、OS(考え方、仕組み)が必要」と言い、その上で仕組みがない状態から、いかに実践へと繋げられるか、その為の少し泥臭い内容までが書かれている。
本書は登場人物三人の会話形式で進み、章ごとに軽い演習のような内容が入っている。この形式は、人によっては抵抗感があるかもしれない。
しかし、上記の内容を当事者目線で感じるために必要なものであるのだろう。「いままで国内の暗黙の慣習の中で仕事をしてきた会社が初めて海外の企業とプロジェクトを進めていく」というもので、”ありそう”と感じられて、個人的にはさほど違和感はなかった。
製品開発がモデルケースとなっているが、それ以外のプロジェクトでも根幹のOS部分は適用できる内容になっている。知識の有無を問わず、マネジメントの環境が整ってない中で、とにかくやらないといけない人に薦めたい。

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2020年09月09日

Posted by ブクログ

プロマネの理論は概念的で苦手だったが、本書は物語形式でとっつきやすく、かつ骨太な内容だったため、充実感を持って読み進めることができた。
フレームワークが豊富に掲載されているので、タイトルどおり自分がプロマネをする際の教科書として使っていこうと思う。

個人的には本格的にプロマネをし始めて日が浅いので(厳密にいえば前からその意識を持つべき業務はいくつもあったが、気概がなかった)、本書でプロジェクトを回すことの全体像を理解できたおかげで、自信と余裕を持って臨めそうで嬉しい(そしてそれがプロマネで一番重要だと思う。)。

【感想】
・プロマネは地位ではなく役割!というのは本当に共感。会社でもよく言われる。本人がこの意識でズバズバ突っ込み、周りもこの意識で受容するのがPJT成功の必須条件
・マネジメントが対応するのは雑用の集合
→プロマネが偉そうに「なんで俺がこんなことを」と思ったら終わり。嬉々として雑用を受け入れる。
・目的・目標・ゴールを、メンバーやプロジェクトオーナーと何度でも確認することの重要性。往々にしてここは移ろいやすいと感じるため。このすり合わせに時間をかけることを厭わないこと。
・勤務先でプロマネする際に頭に留めておきたいこと:
(チームで)確実に議事録取る、議事録を常に全員が見えるところで管理、多くても定例開いて進捗見える化する、なんの為にやってるか全員に繰り返し確認する、要すればすぐ打ち手を打つ、PMgrとしての責任感を持って年上の人でも指示出しをする、違う部署の人と1on1して思いを一つにする(気を遣う関係のままでいない)、PMgrとして必ずスコープを明確にしてポテンヒット(意図的なものも含む)にさせない、督促を恐れない


【メモ】
・プロジェクトの3要素は
①Scope
②Cost
③Delivery

・立ち上げ→計画→実行→集結・評価
・立ち上げフェーズでつまづかない
 ーゴール・目的・目標の明確化
 ーProject Charterの作成
 ー各部署のキーマンを集めてキックオフ
 ー連絡手順や会議体を決める
 ー実質的作業の開始
 ープロジェクト計画書の作成
ゴール:PJTの完了条件(例:英会話ができるようになる)
目的:PJTに至った背景(例:グローバル対応力の強化)
目標:成功したことを判断する物差し(例:TOEIC〇〇点以上)

・Project Charterに書くこと
 ーPJT名
 ーゴール・目的・目標
 ースローガン
 ーPMgrの名前
 ー組織図
 ー遂行方法
 ー予算の概略
 ー期限と主なマイルストーン
 ー主なチャレンジ項目と想定リスク

・プロマネに必要なOS
S(システムアプローチ)+3K(言語化・契約責任制・計画重視)

・計画の立て方
ーWBS(Work Breakdown Structure)を作る
→製品ベース、プロセスベースで洗い出し、マトリクス化して作っていく
ーWBSをベースにアクティビティリストを作る

・スケジュールは逆算で考え、クリティカルパスを明確化する

・実行のキモは進捗管理と費用管理
ー最も大事なのはこの仕事はいつ終わるか?ということ。頑張りは評価し、遅れは罰しない。ただし進捗会議では頑張りでなく遅れを議題とする。

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2020年06月27日

Posted by ブクログ

memo

海外プロジェクトに有用な5つの交渉戦術
1.オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分ける
2.3ステップ方で誘導する。
3.行き詰まったらテープを巻き戻す
4.「ハイ・・・・・そして」と言う
5.重要な決定はひと晩寝てから下す

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2016年04月18日

Posted by ブクログ

プロジェクトマネジメントの本としては実例と抽象をうまく組み合わせて描かれており、かなり秀逸。ただ、上級者にはわかっている内容であるため、初心者から中級者向けの本。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

会社の同期が読んでいたので参考にさせてもらった本。タイトルしかり、中身も海外プロジェクトをベースにプロジェクトマネジメントの基本が書いてあったが、ほとんどが国内でも活かせるような内容に思えた。プロジェクトマネジメントをもっと勉強してみたいと思えた一冊。

【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
共同で一緒に何か始める時も「お互いの期待は何か?」言葉にして話し合うところからスタートすべき。
プロジェクトチャーター(Project Charter)
・プロジェクトの名称
・達成すべきゴール
・プロジェクトの目的(背景と意図)
・プロジェクトの目標(成功を図る基準)
・スローガン(もしあれば)
・プロジェクトマネージャーの名前
・プロジェクトの組織
・プロジェクトの遂行方法
・概略予算
・最終期限と主なマイルストーン
・おもなチャレンジ項目と想定されるリスク

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

今の世の中には、現代プロジェクトマネジメント手法の標準とされる知識体系がある。だが、そうした知識・技法だけでは十分ではなく、本当に大事なのは、”習慣化された思考と行動の体系”である。これをチャレンジのOS(Operating System:システム的な能力)と呼ぶ。チャレンジのOSは、S+3Kで表すことができる。具体的には、
①S:システム的な見方をする(システムズアプローチ)
②K:言葉を大切にする(言語化)
③K:契約と責任を重んじる(契約責任制)
④K:必ず計画をたてる(計画重視)

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2016年04月19日

Posted by ブクログ

"進捗とは、「過去にどれだけ仕事をしたか」ではかるのではなく、「仕事があとどれだけ残っているか?」ではかるべきなのです"
38歳で海外のプロマネを学ぼうとした著者の熱い思いがこもった本。ただ、どちらかというとプロマネ基礎の説明が多く「世界を動かす」感じが弱かった。次はもっとそちらの部分を聞いてみたい。

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2015年12月09日

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