感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ビール離れは若者世代が多いのか。
交際経験の無い若者は本当に増えているのか。など。
統計の側面をわかりやすく教えてくれます。言われてみればその通りだなと、気付き与えてくれます。
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イメージだけで、レッテルを張るのは、よくやってしまう過ちです。
本書は、データ分析のプロではなく、情報を読み解くプロが書かれた本です。だからこそ、数字だけでは判断を誤る事例を数多く列挙できたのだろうと思います。
データを扱って仕事をしている身としては、肝に銘じておきたいことが盛り沢山でした。
「思い込み」で判断しないこと。大切です。
Posted by ブクログ
ネット時代のメディア・リテラシーを涵養する格好の事例集。
しかし、検証という作業ができるためには、かなりの訓練の積み重ねと自らの直観の真偽を確かめたい執念が必要だ。
その意味で、本書はよくぞ集め、よくぞ書き上げたと思う。
Posted by ブクログ
思い込みや、少し作為的に事実のある一面だけにフォーカスしたデータに騙される例等を出して、解説を加える。
確かに、センセーショナルな表題と、一見事実そのもののようなデータを出されると、思わず信じてしまいそう。
そのデータの背景や条件も確認しないと、数字だけが一人歩きするだろう。
まず疑いの目で見ることが大切だな。
Posted by ブクログ
若者の〇〇が減っている、と聞いたら単純に人口減の影響がないか、考える。
アンケート調査の場合、設問の仕方によって傾向が変わる場合がる。
キウイの消費量は、半分が60代以上。
保育園建設の反対が最も多いのは40代女性。
若者はむしろ犯罪離れ、切れるのはむしろ老人。暴走老人対策。65歳以上の検挙人員が増えている。
初めて調査するのに「異変」が起きている、との表現はおかしい。事前の思い込みがないか。
コメダコーヒーは昭和型喫茶店で成功した。喫茶店の減少=不人気ではない。
月曜日は祝日が多いので、年間数字は少なくなる。
教師のTOEICスコアと、生徒の成績は関係がない。
禁酒者の中には、ドクターストップの人もいるので、統計上注意が必要。
アパホテルは、日によって値段が違うが、最大1.8倍、最低5000円前後。ブランドを壊さないため。
Google+がアンケートで使用者が多く出るのは、検索エンジンのGoogleと誤認している人がいるから。
メディアは珍しいこと、意外なこと、をニュースにする。数が減ると、ニュースになるので、多くなったような気がしてしまう。
見たいと思う現実しか見ない罠。
Posted by ブクログ
情報が手に入りやすい今だからこそ情報を疑えということですね。
その数字を信用する前に。
若者のビール離れなんかまさにそういうとこです。
少子化で僕らの年代が減っているのに対してバブル期に働いてた若手、今でいう40代50代の人もビール離れしてるんですよ。
確かに僕ら世代も少しは酒離れしてる割合ですが僕らが飲まなくなっただけでビールの売り上げそこまで下がることないですしね。
「最近ビール飲めへんわ〜」
そう言えば飲み屋でおっさんが言ってるの聞こえてくるなぁ。w
あと未成年の飲酒や飲酒運転に対しての取り締まりも昔と今とでは厳しさが違います。
昔は大学に入った18歳から即居酒屋で飲み会OK!が今はそうはいきませんしね。
報道する側は珍しいこと、意外なことを報道することでイメージとのギャップが大きいほど反響が大きくなるのでそういう伝え方をします。
情報もっと疑わないとなぁ。
今度から飲み屋で「最近の若いのはビール飲みよらへん」
とかおっさんが言ってたら「お前も飲んでへんねん。」
とおっさんに言ってやりたいです。
絶対言いませんけど。
Posted by ブクログ
ダマされてる!
読み終わったけど、やっぱりこれからもメディアに騙される気がしてる。
メディアは珍しい事を報じたがる。
設問内容で答えを操作できる。
比較する。理由を考える。自分で。
ネットのニュースってサラッと次々に読み進めるもので、いちいち深く読み解いてないのが問題っぽい。
若者の果物離れ 最も離れたのは40代。
保育園建設反対が最も多いのは40代女性。
キレる若者。実際は若者は犯罪は減少を続けていて、
問題は老人。
野球離れ。実際は観客動員数は過去最高に近い。
Posted by ブクログ
数字を見るときは、その数字を出した背景や母数を考えながら、
複数の角度から判断しましょう、という本。
記者が書いているだけあって、
文章は端的で非常に読みやすい。
また、話も理路整然としていて納得感がある。
さすがによく調べているな-と感心もする。
でも全体として見ると、なんだから連載記事を読んでいるような気になっている。
数字の味方に対する著者の警鐘は十分伝わってくるものの、
なんだからサラッとした印象。
多少偏っていようが、著者のドロドロとしたエネルギーを感じられる本のほうが
記憶に残りやすい、ということだろうか。
(自分にとっては、です)