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Posted by ブクログ
最近、注目されているNLPだが、基本はwhy(なぜ)ではなく、what(何をするか)を重んじた「行動療法」に近いと感じた。著者が女性のためか類書に比べて、女性目線(主人公が女性で章の初めのストーリーが挿入など)、女性が共感しやすい工夫かなと思った。
6章構成は、とてもわかりやすく、入門書としてはよいと思う。
1章 「NLPの「きほん」の考え方」
認知が重要であることや、行動には常に肯定的な意味あること、5感の重要性、地図は領土ではないこと、学びには4段階など、NLPの基本を図解で説明している。
2章 「よい関係を作るテクニック」
ラポールから始まり、観察する「キャリブレーション」、優位システム、アイ・アクセスイング・キュー、相手に合わせる、ページング・ミラーリング、繰り返すバックトラック、相手を導くリーディングの説明がある。
3章 「上手なコミュニケーションの取り方」
ミルトンモデルは言葉を曖昧にすること、逆にメタモデルは言葉を具体化することである。省略・歪曲・一般化の3つがあり、メタファー(比喩)的な表現もある。
4章 「自分自身とよい関係を作るテクニック」
視点を変えるリフレーミング、チャンクアップとダウン、ポジション・チェンジ、ストラテージ、TOTEモデル、フューチャーペースで考えることがある。
5章 「なりたい自分に変わるためのテクニック」
きっかけ作りとしてのアンカリング、意識を変えるサブモダリティ、タイムライン(インラインとする―ライン)、肯定的意図、モデリング、ニューロ・ロジカルレベル、ディズニーストラテージを使う方法の説明がある。
6章 「日常生活に生かすNLP」
「職場で役立つNLP」と「プライベートで役立つNLP」をそれぞれ4〜5項目挙げて説明している。
全体像を理解するには良い本だと思った。
Posted by ブクログ
従来の心理学は「なぜに」を中心に取り組んできたが、NLPでは「どのように」ということを中心に取り扱う。
NLP とは Neuro Linguistic Programing の略です。
つまり「自分がどのようなことを思っているか」を理解した上で、脳の使い方・パターンのプログラミングを変えれば、自分の望ましい能力を発揮して結果が出せるようになることを目指す。
とあるように脳科学に基づくNLPを紹介している本。メンタル本とは異なるので、その点はオススメできる。