【感想・ネタバレ】増補 性と呪殺の密教 ──怪僧ドルジェタクの闇と光のレビュー

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Posted by ブクログ

11世紀のチベットで並外れた呪力で密教界にその名を轟かせたドルジェタクという人物がいた。本書はその生涯と伝承をたどることで彼が信奉したチベット密教の原像に迫る。学術的な内容にも関わらずこんな面白い世界があるのかと興奮した読んだ。オウム真理教の一連の事件をリアルタイムで体現した人にはドルジェタクの行為はどうみても麻原彰晃を想起するだろう。著者の正木氏はそのことを意識しており、オウム真理教のテロ行為や教祖麻原の性的イニシエーションをオウム(麻原)固有の要素ではなくもともとチベット密教に内在的に孕んでいた問題とみなし、学者としてはかなり踏み込んだ筆致で批判的検討を加えている。

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2019年05月03日

Posted by ブクログ

読み物として非常に面白かった。 チベット密教の神髄が分かる。 日本で言えば鎌倉時代の頃だろうか、まるで漫画の様な魔術対決が行われていた。西洋のアレスター・クロウリーの魔術も同じような技法で行われているのだろうか、と疑問に思った。

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2016年07月26日

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