【感想・ネタバレ】もやし男と種少女のレビュー

小山鹿梨子

杏（あん）が、お父さんを交通事故で亡くして８年。ある日、母親が家に連れてきた、頼りなさげな男・山田（やまだ）。彼が杏に差し出したお近づきのしるしは、なぜか“もやし”。自分勝手な母親と、いつも素直でいられない杏と、もやし男との、儚くも奇妙な、３人の同居生活がスタートし……!? 不思議であったかい。そして、泣けちゃうお話です。「金魚の痣」「ヘッドフォンとこども」「ヒヨコ電車は今日もゆく」の３編を同時収録。少女をオトナにするのは、大人のオトコ。

[ブクログ · ★★★★☆]

少女をオトナにするのは、大人のオトコ。

お父さんを交通事故で亡くして８年。
ある日、母親が頼りなさげな“もやし男”を連れてきた。
自分勝手な母親と、いつも素直でいられないわたし。
儚くも奇妙な、３人の同居性格がスタートして……。


購入ポイントはこちら！
ニコニコ動画で再生数９１万回〜というところで、つい手が出てしまいました。
短編集好きな自分にはＧＯＯＤ！

表題作
「もやし男と種少女」
そのほか…
「金魚の痣」
「ヘッドフォンとこども」
「ヒヨコ電車は今日もゆく」

[ブクログ · ★★★★☆]

正直に言えば、オビを見て直感的に買った。
「ニコニコ動画で再生数91万回！の神絵師・シバションPが･･･」

短編集は気軽に読めるし、1話完結、全1巻。
少ない頁数の中で問われる表現力や構成力が、作者を知る上でけっこう参考になる。
･･･で、本書はどの作品も心に響いた。「いい失恋集」というのがあるのなら、こういうのもアリかなと思う。いや、失恋なんてイヤだけど。

そして、担当編集者の釣り（オビ）に便乗し、平積みして「大漁」を狙おうと企む本屋さんなのであった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

短編集です。独特な作家さんだなぁと思いながら読みました。設定的には面白かったんですが、何となく絵が固い気がして★は３つです。金魚のお話はぞくぞくしました…
表題とヘッドホンのお話が個人的には好きでした。