【感想・ネタバレ】徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃のレビュー

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Posted by ブクログ

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子供の貧困が、貧困の連鎖を産み、ひいては社会的損失を生む。小さいうちからの、適切な教育が、そのリスクを減らす。行政マンとして、非常に有意義な本であった。私も、行動を起こしていきたい。と思いました。また、子供の救済と合わせて、親への教育も必要である。

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2017年01月09日

Posted by ブクログ

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■4章ー貧困の連鎖の断ち切り方
・「社会的相続=自立する力の伝達」が重要。
・自立する力には以下の3つの要素がある。
 1)お金(勤労)
  →就学・就業に必要。就業感にもつながる。
 2)学力(認知能力)
  →未だ学歴社会のため必要。子の教育投資にも。
 3)非認知能力
  →自制心、やり抜く力、社会性など。最重要。
・乳児期から学童期までは、以下の要素を以下の順序で体得することが重要。
 1)基本的信頼
  →両親は絶対に助けてくれるという安心
 2)自律性
  →まずは自分でやってみる、失敗してもOK
 3)積極性・自主性
  →他者との関わり。分担、責任感、我慢など
 4)勤勉性
  →やり抜く力、努力の重要性

■5章ー実証実験
・以下の3つの事例が4章の理論を裏付け。
 1)ペリー就学前計画
 2)アベセダリアンプロジェクト
 3)シカゴハイツ幼児センター
・幼児期の数年のプログラムが、30年以上後の就業状況や所得に影響することを確認。
・幼児期の非認知能力向上は、将来の所得や就業確率向上の効果が大きい
・非認知能力とは社会性や他者とのコミュニケーション能力のこと
・親向けプログラムは、こどもの非認知能力を育てる
・非認知能力のある子ほど、自助努力ができるため、認知能力の伸びが大きい
・まず非認知能力、ついで認知能力を高めると、効率が良い

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2016年11月27日

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