あらすじ
抗がん剤。新しい習い事。仕事復帰。
闘病前とは違う。
でも、新しい私で、生きていく。
アラフォーでひとりぐらしで漫画家の私。ある日突然、がんになってしまいました。
闘病中に立ちはだかった壁は、日常復帰と仕事復帰。
はやる気持ちとは裏腹に、体は弱っていて……
2回倒れてしまったことを機に、自分の生き方を見つめ直すことになりました。
アメブロ3ジャンル(「総合」「入院・闘病生活」「エッセイ」)ランキングで1位を獲得!(2018年6月時点)
感動&共感のコメント殺到の人気ブログの書籍化第2弾。
ブログ読者も嬉しい、未発表秘話大量60ページ追加!!
感情タグBEST3
絵がかわいい
シカさんの自画像がかわいくて好きです。
悪気なくかけられた他人からの言葉に傷つくエピソードに当事者にならないと分からない気持ちが伝わりました。
相手がどう思うかまで考えた言葉をかけられるようにしたいと思います。雑に人と接するくらいなら無理に関わらず丁寧に人と接したいと思います。
Posted by ブクログ
1,2続けて読みました。若くして卵巣癌になってしまった作者の日常を淡々と、ですが、心情、周囲との関係もしっかりと伝わる実話エッセイ漫画です。治療に携わっている自分にもすごく参考になりましたし、スタッフ、患者さん達にも勧めます(^^)
Posted by ブクログ
前作は入院手術に関すること中心に描かれていたが、今作はその後、退院後から通院の過程を描いている。多くの闘病記が退院して終わりのことが多い中、通院やその後の処置等に触れているのは貴重なことである。患者当事者はもちろんのこと、家族も為になる情報だと思われる。一読する価値のある本。
Posted by ブクログ
こうした闘病記の「その後」について記された著作は実はそんなに多くはないと思う。
作者さんは外科手術後の癒着と推定される腹痛と簡単に安定しない体調にしばらく苦しめられる。患者のこうした状況はなかなか公に伝わりづらいし理解もされづらい。それは、後遺症状は患者一人一人で少しずつ異なるのも一因だと思われる。
他ならぬ私自身、2年前に作者さんと同じ病名と進行度で手術と治療を受けたが、この作品に登場するのとはまた異なる後遺症に見舞われ、更に別の持病が悪化し、未だに万全な体調で仕事ができる状態には至れていない。
なので作者さんがなかなか思い通りに戻らない体調を労わりつつ戦い、時に挫けそうになりながらも周囲のフォローを受け、前を向くことを忘れずに仕事復帰に臨む姿勢にはとても共感が持てる。
ちなみにこの作品は、組織に属さない個人事業主がいかに良い形で職務復帰するか? の一事例でもある。雑誌の担当編集者が、作者さんの回復を温かく見守りつつ、出版ビジネスを担う者として冷静に、大事なお抱え作家が潰れず埋もれないように的確なタイミングで叱咤激励し、少しでも執筆ペースを戻すべく交渉し引っ張り上げて行くエピソードが、一見非情と言えば非情だが、純粋に凄いと思いながら読んだ。