感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あまりにも面白いので、最初の1/3は電車を乗り過ごすほど読みふけり、ラスト1/5を切ってからは、読み終えるのがもったいなくて少しずつ読み進めた。
ある男が自殺を図ろうとしている。
ノックの音が響く。無視しようとしたがずいぶんとしつこい。
ドアを開くと、一人の美青年がいた。彼はとある男を殺すように提案してくる。
なぜ? なんのために?
自分はいま、死のうとしているというのに。
物語はこんな風に始まるのだが、たぶん、この先は予測できる人は誰もいないだろう。というか、解説を読むと作者自らが理解できていないまま語りだしているらしい。どんな天才だよ!
非常に映画的で読みやすく面白いのだが、これが映画化する未来を想像できない。
Posted by ブクログ
過去と現在を縦軸に、記憶と人物を横軸にとって、縦と横とに揺さぶる揺さぶる。何が本当に起こったことで、誰が何を…?と、「12モンキーズ」や「メメント」に似た目眩を覚える。人物造型にもプロットにも手抜きや隙がない。
読みであり。
Posted by ブクログ
サイコサスペンスかスリラーを期待したんだけど、やっぱ南米作家ちゅうのは、アンニュイマジックリアリズムちゅうか、「実は最初から〇〇でしたの」というパターンになりがちで腹いっぱいなのである。でもやっぱ今回も「南米発」という文字に騙されて手に取る。いや、設定はしょうがないと思う。もういい。これで書き始めたんだから。しかし、作家が「一体何が描きたかったのか」理解してやれず、消化不良で、オナラぶっぶなのである。また最近おんなじ感想ばっか書いている。