【感想・ネタバレ】僕はまた、君にさよならの数を見るのレビュー

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Posted by ブクログ

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本棚の整理をしていたら出てきた本
自分も家族も買ってないのに不思議で読み始めたら自分では絶対選ばない離れ離れになる王道なストーリーっぽい…でもすらすら読めました。

綺麗な作りでした。
読み終えた後、1ページ目をもう一回読んでみてほしいです。

王道なお話が好きな王道な可愛い女の子な美雨も、旦那さんにちょっと似てる気付きが遅いなおくんも好きです。

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2021年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的には、恋愛小説風のファンタジーに感じた。

特殊能力、幼なじみとの再会、絶妙な役割バランスの友人達。

恋愛小説としては、ありきたり・荒削りだという意見も否定できないような気がするけど、
とてもシンプルでまっすぐなメッセージがとても心地よくて、心の奥がチクチクした。



「もしも、自分にとってかけがえのない時間が 有限であって、その期日がわかってしまうとしたら」

私ならどうするだろう。何をするべきだと考えて、何を思って、何に苦しんで、生きるんだろう。

何もかもが有限であるのが人生なのは100も承知。でも、その期日がわかった上で何かと本気で向き合って、大切な時間をより大切なものにしていくというのは、とても辛いことのような気がする。その数字は他人のものである場合には余計に。

それでも、「一緒に生きること」
最も簡単で、最も難しいこと。直斗くんは、逃げて悩んで戸惑いながらも、真剣に考えて、美雨ちゃんのために生きようとした。恐ろしい嘘まで吐いて。

「さよなら」という言葉も、単なる別れの挨拶ではない素敵な響きに満ちていた。それは、そこに確かに存在していた、共に過ごした時間の証明である。新しい発想だった。
そして、生きた証は、共に生きた人の中にある。そして、その愛おしさと痛みと、たくさんの感情を全部抱えて生きる。それを繰り返して、今度はその人の証となる時間を過ごしていく。
美しいことだと思った。


僕らの物語は、終わりを迎える。
=ここに確かに僕らの物語が存在していた。

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2020年05月31日

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