【感想・ネタバレ】日本人のためのリズム感トレーニング理論のレビュー

友寄隆哉

「リズム感」の源泉を多方面から解き明かし、黒人的なリズム感を体得!!リズム感の違いはどこから生まれるのか？ 黒人ミュージシャンのような、“うねり”のあるリズム感を獲得するにはどうすればいいのか？ ビートとリズムの関係とは？ そんな疑問に真っ向勝負で取り組んだのが本書です。ビートを細分化していく従来のリズム・トレーニングは、正確なタイミングでの発音は可能になりますが、独特の“硬い”演奏になってしまい、黒人ミュージシャンのリズムからは遠ざかってしまうことがあります。それをふまえ、本書では「リズム感」の秘密を、日常的に行なっている身体の動作や、言語の違いなどから解き明かし、演奏技術ではなく「リズム感」そのものをトレーニングしていきます。本書を読んで主旨を理解し、WEBからダウンロードできる音源を使ってトレーニングをすれば、大きなビートを感じながら細かい音符まで捉えて“リズムのある”演奏ができるようになり、読譜力も飛躍的に向上するでしょう！＊この電子書籍に対応した全音源は、リットーミュージックのウェブサイト（http://www.rittor-music.co.jp/e/furoku/）から無料ダウンロードできます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ちょっとてんこ盛り過ぎ、かなぁ。リズムについての各方面にわたる蘊蓄の集大成というかんじ。
端的に「日本人のリズムにはこういうクセがあって、克服するためにはこういうトレーニングが効果的」という章がはじめにあって、そのあとに謎解きみたいに蘊蓄がある、という方がわかりやすいのでは。途中、幾度かどこに向かって進んでいるのかわからなくなった。