【感想・ネタバレ】虫かぶり姫のレビュー

侯爵令嬢のエリアーナには、三度の飯より本が好きという、あまりにも行き過ぎた本の虫っぷりからついた「虫かぶり姫」という呼び名があります。
そんな彼女は、サウズリンド王国の王位継承順位第一位であるクリストファー殿下の婚約者としてもう4年もお城にあがっているのに、いまだ成婚の話は出てきていません。何故ならこの婚約は双方にメリットのある隠れ蓑だから・・・
殿下は派閥とも権力者とも縁のないベルンシュタイン家から婚約者を得て宮廷内派閥の権力闘争を抑えられるし、彼女は婚約者としての社交と引き換えに王宮書庫へのフリーパスとともに読書三昧の時間を手に入れられる、とよいことづくめなのです!!
ところが最近、殿下は後宮へ行儀見習いにあがったという子爵令嬢と親密にされているご様子。
これはいよいよ偽の婚約を破棄して、本物の婚約者をお迎えになるのか…と、超絶天然ヒロインと腹黒いくせにヘタレな王子が繰り広げるお話は、魔法こそ出てきませんが、王道のファンタジーラブコメです。
1冊で何度でもおいしい!

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Posted by ブクログ

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周囲を固められていることに気づかないエリアーナ。
とうとう婚約者の地位を確かなものに。

本の市場とか羨ましすぎる。

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2022年11月29日

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本より好きなもの。

本が大好きなエリィ。色んな本を沢山読みたいためだけに、婚約者を決めるとことにもびっくりした。本のためなら
梯子を登ったり、重い荷物を持ったりできるのも、貴族らしくなくてほっこりしてしまいました。

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2020年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。最初、ありがちな王道物かな?と思ったのですが、本好きなヒロインの特性が活かされていて、ただヒーローに愛されるだけじゃない能力が魅力的でした。ヒロインは終始おっとり・淡々としているんだけど、ド天然っぷりで王子や周囲を振り回している。彼女の言動には笑わせてもらいました。(笑)

お話が三つ入っていたのも、途中でだらけずに一気読みできた理由かな。最近の転生モノが多いラノベの中では無闇に転生設定していないところが好感が持てました。転生知識じゃなく、本から得た知識でチートを発揮するところがよい。それに、ラノベで現代にも通じるような政治ネタを出しているのがちょっとビックリしました。ラノベ作家でも、こういうの書く人いるんだなぁと。偏見っぽいですが(笑)

イラストのベテランさんも作風に合っていて、とっても可愛らしかったです。読んだ後の読後感がほっこり・ワクワクする感じでお勧めです。続きか、この作者さんの他のお話読んでみたいですね。

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2016年11月22日

Posted by ブクログ

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本の虫すぎて「虫かぶり姫」と呼ばれる侯爵令嬢、エリアーナ・ベルンシュタイン。
形式的な王太子殿下の婚約者だが、最近、王太子のクリスが子爵令嬢、アイリーンとの仲を深めている。
今まで本が全ての中心だったエリィは、そんな2人の様子を見て、自分の気持ちに気付くが。

優しく、エリィを見守ってくれていたクリスの本当の気持ちは。
エリィが天然なところが可愛いく、面白い。
知識を活かす、ということの素敵さが心地良し!

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2020年08月22日

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