あらすじ
「私の言うことって、どうしてうまく伝わらないのだろう」
「あのとき言ったことで、なぜムッとされたのだろう」
「あの人、どういう意味であんなことを言ったのだろう」
こんなふうに思った経験があるのではないでしょうか?
言葉はとても不確かなもので、その言い方一つで、人間関係をよくすることも、悪くすることもあります。だから、自分が言葉を発するときには、気持ちの部分や事情をきちんと表現することが求められます。
そこで本書では、言葉が生まれる前の「気持ち」を掘り下げながら、好印象を与える「モノの言い方」を、NGフレーズとOKフレーズを対比し、どのように言い換えればよいのかを、理由とともに、ていねいに解説します。
×「すみません」 →○「ありがとうございます」
×「結構です(大丈夫です)」→○「よろしくお願いします」
×「上司がダメだと言うので」→○「私の力不足で」
×「可能ですか?」 →○「お願いできますか?」
×「日程のご都合が悪ければ」→○「ほかの日程のほうがよろしければ」
本書を読めば、誤解やスレ違いがなくなり、会話が楽しくなります!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
夫や周りの人たちとのコミュニケーションが上手くいかないので手に取った。
角のたたない言い換えや相手の気持ちを想像して返事をすることなど、わかっちゃいるけどできてないことを再認識し、もっと繊細にコミュニケーションしていこうと思った。
でも、一番腹オチしたのは、コラムにあった「同じような気遣いを周囲にもとめないこと」。これが基本となる気遣いだと思った。
Posted by ブクログ
好かれる人が絶対しないモノの言い方。渡辺由佳先生の著書。好かれると嫌われる、丁寧と失礼無礼の境界線は、話の内容そのものではなくてモノの言い方なのかもしれないと改めて反省させられる内容でした。失礼、無礼、不躾でもなく、かといって慇懃無礼にもならないモノの言い方は難しいけれど、身に着けられれば一生使えるもの。
Posted by ブクログ
ものの言い方一つで印象は良くも悪くも変わるとは言うものです。日本語というのは他国と異なり同じものでも言い方が異なります。また、同じ内容の日本語を言うにも、言い方は幾通りもあります。同じことを伝えてしまうのなら、相手の気持ちに寄り添えた言い方を一つでも多く、身につけたいと思う所存です。
Posted by ブクログ
こういう本を何冊も読んでるからと高をくくって読むのを中断しようとしたけど、いざ会社で過ごしてみると、不要なこと(お金建て替えようか?と出そうとしてくれたけど不要だった時とか)でも自分のためにしてくれようとしたこと自体にありがとうと言う、のが早速できていなくて衝撃。
お礼は言い過ぎということはないとか、ちょっとした一言にも人があらわれるから気をつけるとか、意識して過ごしたら全然違った。
あんまり意識しすぎると本心がどっかいっちゃって辛いしわざとらしくなるかもしれないけど、忘れた頃にこういう本を読むと初心に帰れてよい。
Posted by ブクログ
これで好かれるかどうかは、わからない。
だが、嫌われる可能性は下げてくれるだろう。
マナーなどを覚えたての人によくあるのが、
『そんなこともできないの?』だ。
すぐに嫌われる。
同じ気づかいを周囲に求めない
これが大事。
Posted by ブクログ
コミュニケーションは自分が思った通りに相手に受け入れられるとは限らない
仕事でも友人、夫婦間でも参考になる
誉められたらありがとう~のお陰です
注意されたら意見をください
相手のミスは私も確認しておけばよかった
反論する時
このやり方いかがですか?
~していただけますか?
私は洗濯するからあなたは掃除してくれる
少々お知恵をお借りしたい
~を頼むなら~さんの右に出る人はいないよ
私はもう少し明るい色の方が似合うと思うよ
悪口や愚痴に乗らない
Posted by ブクログ
自分ばかりが話すことにならないよう、相手の問いに答える前に、まずは自分が聞かれた質問と同じ質問を相手に投げ返す。自分がされて困る質問をわざわざする人はいない。寧ろ質問してきたということは、自分もその話をしたいと思っているサインとみた方がよい。ちょっとした言葉の言い換えで、誤解や気持ちのすれ違いがすっきりなくなる。本書では豊富な実例を基にNGワードとOKワードを対比しながら、言葉の背景にあるマインドにもスポットを当て、相手の心の深いところにも思いを馳せる。職場で、家庭で、地域で、どこでも活かすことができるコミュニケーションの作法を学ぶ。誰かと話すのが楽しみになる一冊。