【感想・ネタバレ】困ったココロのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「感じる科学」からはじまり、3冊目のさくら作品。
好き嫌いがはっきりする文章だけれど、私は大好き。ちょっとおふざけが面倒くさいなあと思ったら、読み飛ばしても話の流れには全く支障なし。そこがいい。

コミュ障のメンタル弱い人間が、心理学をざっと学び、それをざっと生活の中でどんだけ活かせるかをざっと解説・提案した本。
「承認欲求」とか「セルフ・ハンディキャッピング」とか聞いたことのある心理学の言葉を、さくら節で解説している。
私も何冊か心理学の本を読んでいるので、知っているものはさくら節を楽しみ、知らないものは面白可笑しく概要を知り、興味があれば参考書籍を読んでみようかなと思わせるもの。
がっつり心理学っていうわけではない。入門書の入門書。

非リア充のための心理学というスタンスはずっと保たれていて、自分を卑下したり八つ当たりをしながら、最終的には「じゃあどうすればいいのか?」というのを毎回考えている。
「※イケメンに限る」のであれば、イケメンに見える「左右対称」に近づけばいいじゃないか、とか、失恋のパワーをストーカーではなく昇華に利用しよう、とか。
8章、44の項目で展開していくのだけれど、その中でいくつかは私自身にも大いにヒントになるものがあった。
自分は「場の設定」があるから、仕事中のコミュニケーションとオフの状態が違うんだな、とか。段階的目標設定ができていないから、自己肯定感がなくて達成感がないんだな、とか。
リア充を目指すわけではないけれど、今よりももうちょっと楽しい生活を送れるためのヒントになりました。

今回、一番面白かったのはインドでの値段交渉の件。p234
「正直に言いまして、もし今後インドに行く予定があるという方は、「どうやってうまく値段交渉をするか」よりも、まずどうやったらインドに行かずに済むかということをよく考えられることをお薦めします(涙)。」
鼻で笑った。

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2018年04月05日

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