【感想・ネタバレ】プロフィット・ピラミッドのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的にビジネスモデルの考察の際、この本を手に取ります。世界経済の潮目が変わる(リーマンショック)前の本だが、本書の「14のシンプルな原則」は今のところ古くならないと感じている。

0
2019年01月26日

Posted by ブクログ

キーエンス、ローム、ファナック、シマノ、ヒロセ電機、マブチモーターなど高収益企業として有名な6社をケースにとりながら、なぜ彼らが高収益を実現できているのか、共通点は何かを紐解いている。

つくづく、“利益を出す”ということがいかに奇跡的なバランスの上になりたっているか、少しでも事業立ち上げに関わったことがある人間であればその難しさは痛感していることろであろう。
どの企業もメーカーでありながら20~50%という衝撃的な利益率に驚くばかりである。

■ポイント
・利益を生む4つの要件
第一要件:顧客提供価値の最大化
第二要件:競争の徹底回避
第三要件:創出価値最大化のための自社能力設計
第四要件:高利益得率追求の強い姿勢

・顧客の付加価値を取り込んだ“鵜飼モデル”
・顧客の潜在的な負を発見し、先んじてソリューションを提供する
・橋頭堡を確保し、競争を回避する
・生産をしない
・バックキャスティングをする
・砂漠でコップ一杯の水が一万円で売れる理由
 顧客価値の最大化
 競争の徹底排除
 コストの最小化

0
2013年06月30日

Posted by ブクログ

高収益に近道はありませんね。
これはしんどいですよ。
頭じゃ理解しても実行は・・・・・。

企業全体としてもトップの人が常日頃言い続けないとそう簡単には根付かないですし。
でもキーエンスの営業さんからの電話だとこの本で書いているような感じはしないですけどねえ。

0
2012年07月26日

Posted by ブクログ

開始:20070520、完了:20070520

日本の高収益企業の紹介。キーエンス、ローム、ファナック、シマノ、ヒロセ電機、マブチモーターの高収益のビジネスモデルを分析している。程よく非常にわかりやすくまとめられていると思う。いずれの企業も、高収益へのこだわり、技術、捨てる、が共通するポイントといえる。例えば、これらを一般的な大企業に当てはめたときに何が起こるだろうか。まず、「うちはそういうビジネスモデルではない」という言い訳から始める。高収益の視点に立って、自社を見つめなおすとよい。以下メモ。「キーエンス。経常利益率40%。ファブレス。人件費は経費でない。1人当たりの人件費はできるだけ高くしたい。コストをかけずに顧客提供価値最大化。潜在ニーズに基づく商品企画。顧客のモノ造りの現場に深く入り込む。競合先ない。徹底して合理化する企業文化。全ての社員が商品企画マン。」「ローム。微細加工を競う。ICのパッケージにして基盤実装のコストを低減。セットメーカーの製品の開発支援というサービス販売。一度信頼したICメーカーを継続して使うから競争はさほどない。中立。魚屋さんになってくれ。仕入れすぎて売れ残りを抱えちゃだめ。顧客に言われてから開発したら遅い。KSFは小ロットの製品を低いコストでつくること。川上。スマイルカーブ。高い利益率でなければ果敢に撤退。高い利益率のこだわり。顧客製品を知る。」「ファナック。NC技術。技術者に販売経験。企業というのは小さいほどよい。捨てる経営。」「シマノ。自転車部品。釣具。MTB。自転車部品業界のインテル。川下展開しない。流通チャネルと競争しない。その分野にこだわる社員。公用語英語。顧客軸、一貫して自転車メーカー。機能軸。技術軸。」「ヒロセ電機。コネクタ。捨てる経営。利益率37%。目標損益分岐点50%。無借金経営。多品種少量、短納期。新製品のとき必ず声かかる。撤退する。小型化軽量化。新製品特化戦略。待ち伏せの製品開発。微細加工技術。マーケティングと技術開発以外は必要ない。ファブレス。」「マブチモーター。単品経営。徹底した標準化。寝ても覚めてもコストダウンと品質向上。」「顧客にとって大きな価値を提供すること、競争が存在しない状況を創出すること」「待ち伏せ→無競争→捨てる」「背水の陣」「商品撤退基準を明確化」「キーエンス、潜在ニーズに基づく商品企画、ローム、IC技術の獲得、シマノ、米国6000の自転車ディーラー訪問、ヒロセ電機、ファブレス経営、マブチ、標準化」

0
2009年10月09日

Posted by ブクログ

個人的には、キーエンス、ファナック、シマノの経営スタンスを具体的に知りたかったので、触り程度ながら勉強にはなった。共通するのは、高収益へのこだわりであり、高収益率の獲得に成功している企業は、判断基準に利益率を置いている。で、業績の悪い事業を売却したり、高収益維持のための商品企画が成立しているのだと感じた。

最初から高収益が成立しない商品、サービス、ビジネスモデルならば、世の中に求められていないのだと考える事もできるのだろう。勿論、そうした業態の方が圧倒的に多く、高収益を実現できるのは一部だ。

しかし、成熟した日本市場において、多くの開発部隊を抱えながら、必要のない開発をし続けなければならない生産性低下の負のスパイラルは、どこかで止めなければならないのだろう。資本主義は持続的成長によって維持される。持続的成長を維持するために、ポリコレやカーボンニュートラルなどの需要喚起にクリーンイメージが利用される。付加価値化はもう十分だよね、という事態は、チキンレースで訪れない。先行者利益、価格低下、新規開発のサイクルの中で、そのサイクル内の階層やヒエラルキーの上位を求めて働くしかないのだろうか。

0
2022年03月26日

Posted by ブクログ

マブチ、シマノなどの高収益のニッチャー企業の研究のために参考。高収益のビジネスモデルに主に特化した内容。後半部分はかなり冗長。

0
2010年09月28日

Posted by ブクログ

超高収益を実現するための方法ということで、「顧客提供価値の最大化」「競争の徹底回避」「創出価値最大化のための自社能力設計」「高利益率追求の強い姿勢」の4点を挙げて説明している。まあ参考程度って感じでした。

0
2009年10月04日

「ビジネス・経済」ランキング