【感想・ネタバレ】疫病神とバカ女神 2巻のレビュー

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Posted by ブクログ

そうか、この(2)で完結か・・・
ただ、文句は読み終わったら、自分の中で消えてしまっていた
こんなレベルの高い話の纏まり方を見せられちゃ、文句を言ったら漫画読み失格だ、と思わされちまうわ
森先生の底力を見たな。形式的には打ち切りなのかも知れないけど、それならそれで、自分の描きたいモノを最後まで、強引だろうが何だろうが詰め切って、『疫病神とバカ女神』って作品を完結させてやるぞ、って気概が伝わってきた
そんな作者の本気は、読み手だけじゃなく、作中のキャラも熱くするらしい
まさか、疫っくんが、こんな男らしさMAXのカッコ良さを魅せてくれるなんてなぁ
男ってのは、惚れた女がいると、惚れた女がピンチだと、こうも化けるもんか
本当なら、この『疫病神とバカ女神』(2)でKOされたシーンを全部、挙げたい
でも、出来ない。他の作品なら、ネタバレにレ点を入れて感想を見えないようにするトコなんだが、この『疫病神とバカ女神』に関しちゃしたくないってキモチが勝ってしまった
もし、拙い私の感想で、他の漫画読みが、この作品を読んだ気になって満足してしまったら困る。森先生に会わせる顔がなくなってしまう
なので、もし、この感想を読んで、「コイツにそこまで言わせるなら、読んでやろうじゃないか」って思ってくれた漫画読みが一人でも増えたら幸せだ
幸せと不幸せは表裏一体、希望は絶望の中からしか生まれない、バカになった男と女も全力を出せば、地球滅亡レベルの運命くらいなら引っ繰り返せる、そう思わせてくれる、理屈抜きで良い人間ドラマだった、とだけ言わせてほしい
この(2)で、特に印象に残った回と言うかシーン、それはカバー下だ。ここに真のラストを持ってくるテクニック、私は嫌いじゃない。このカバー下で、『疫病神とバカ女神』は、しっかりと終わりを迎え、新たなスタートを切っている
この台詞を引用に選んだのは、シンプルに胸へ突き刺さったからだ。あくまで、私個人の印象だけど、森先生が、この作品を通じて、読み手へ言いたかったのはコレじゃなかろうか。死は何も解決しない、生きていてこそ何でも出来るし、叶う。きっと、森先生は限界まで追い込まれ、そっから立ち直った、もしくは助けてもらった経験があるんだろうな

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2017年02月19日

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